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チンギス紀(一) 火眼 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/10/18 |
JAN | 9784087447019 |
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チンギス紀(一)
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
6年待った。 長かった。その間に北方謙三著書レビューは書けないでいた。それでも、著者登録数は51冊でベストワンを保っていた。ただ、マイ本棚には何かが足りない、とずっと感じていた。今年、ベストワンの座を宮部みゆきに譲った。それも多分一瞬だ。これからは、約1年半、毎月文庫本が発刊され...
6年待った。 長かった。その間に北方謙三著書レビューは書けないでいた。それでも、著者登録数は51冊でベストワンを保っていた。ただ、マイ本棚には何かが足りない、とずっと感じていた。今年、ベストワンの座を宮部みゆきに譲った。それも多分一瞬だ。これからは、約1年半、毎月文庫本が発刊される。また北方謙三レビューが、マイ本棚を賑わすことになる。 「なあ、ボォルチュ。俺は、自分が死ぬだろうと思っていたが、まだ生きている。天が生きよと言っているのだ。人は、死ぬ時は死ぬ。天が死ねというからだ。天の声は、聞こえはしないが、躰が感じる。いま、俺はなにも感じていない。だから、心配するな」 「テムジン様」 「俺がまだ生きて、やるべきことをやれ、と天が決めたら、俺はなにがあろうとも死なん。自分の生き死について、俺はそれ以上考えるのはやめた」(125p) 後に世界史上で第二位の国土を誇る大帝国、その礎を築く皇帝になるテムジンは、このときまだ14歳。北方に幾つもある部族の1つであるモンゴル族の1つの氏の長子である彼は、他の氏族から生命を狙われている立場である。しかし彼はひとつも恐れてはいない。ひとりからでも起つ。漢(おとこ)はこうでなければならない。 「水滸伝シリーズ」が終わり、金国と南宋と梁山泊の戦いが終結して20年後(おそらく1175年)の、アジア大陸地図が冒頭に掲げられている。金、西夏、西陵は周辺に押しやられ、南宋は姿さえ見せない。この地図がどう変わって行くのか、静観していきたい。
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石酪が美味しそうだったけど、北方謙三の創作だったのか。 男っぽい話。強く凛々しい男に付き従いたくなる。テムジンが14歳なのがおかしい。すでに英雄すぎる。40歳でもまだ若い。 大きな戦いや、謀略はまだない。登場人物が悩み、生活する佇まいが格好良い。
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待望の文庫化に我慢がきかず…大水滸伝シリーズもまだ道半ばなのに、別シリーズに手を出してしまった。北方さんの歴史小説だからというのもあるが、チンギス・カンについてよく知っているようで実はほとんど何も知らないことに今更ながら気付き、知的興味をそそられたからでもある。大草原を舞台とし、...
待望の文庫化に我慢がきかず…大水滸伝シリーズもまだ道半ばなのに、別シリーズに手を出してしまった。北方さんの歴史小説だからというのもあるが、チンギス・カンについてよく知っているようで実はほとんど何も知らないことに今更ながら気付き、知的興味をそそられたからでもある。大草原を舞台とし、冒頭からのさすらい感がたまらない、テムジンの一代記かつモンゴル統一をめぐる群像劇。先は長いが、月一の楽しみが増えた。
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