ハトのしあわせうり

ダヴィデ・カリ(著者), マルコ・ソマ(著者), 山下愛純(訳者)

• 販売会社／発売会社: アチェロ
• 発売年月日: 2024/10/27
• JAN: 9784911344019

商品レビュー

2025/01/19

詳細は、あとりえ「パ･そ･ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
　→　https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-2145.html

絵がおしゃれで、惹きつけられます。
擬人化されたイラストの鳥たちは、わたしたちのことでしょうか？
あなただったら、ハトが売ってるびんを買いますか？

終わりまで読んだら、またはじめに戻って、なんども絵を眺めたくなります。

2024/12/16

〝一台の古びたトラックが､ガタゴト走ってきます。チリン！チリン！やって来たのは＜ハトの幸せ売り＞･･･｡「嘘でしょ､幸せなんて売ってるの？」「もちろんです！ 大きい瓶に小さい瓶､ファミリーパックもございます｣･･･ウズラの奥さんも､ミソサザイのお姉さんも､自分のために､誰かのために､こぞってお買い上げ･･･｡でも､みんなが欲しいと思う幸せって､いったいなに･･･？〟幸せを売るハトとは何者？ 瓶の中身を知ったお客さんの反応は？･･･｡ 自由な受けとめ方ができる､哲学的な模索の世界に遊ぶ大人の絵本。

2024/12/11

繊細な線と美しい色彩が織りなす古風で優雅な鳥たちの世界。
『ハトのしあわせうり』が売るのは、大きい瓶や小さい瓶に詰め込まれた“幸せ”。何となく大きい瓶を欲張ってしまいそうだが、賢い鳥たちは目的や暮らし、自分の身の丈に合った“幸せ”を希望しているのが印象的。
キジのおじさんのページで、インターネットでも注文できるとわかってびっくりしたなぁ！
「やすくてにはいる しあわせなんて、ないんです」ときっぱり言い切るハトにしあわせうりの矜持を感じる。
誰かと一緒にいたり、誰かのことを想ったり…そんなことが今ここにある幸せ。