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大使とその妻(下)
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大使とその妻(下)

水村美苗(著者)

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大使とその妻(下)

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/09/26
JAN 9784104077052

大使とその妻(下)

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商品レビュー

4.4

21件のお客様レビュー

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2026/08/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

素晴らしい作品。源氏物語のラストような、新たな物語が先にあるように期待を持たせるところとか。続明暗を書かれている方なので狙ってのことなのだと思います。水村美苗さんは天才的だと思いました。グレツキの交響曲3番の第一楽章のコントラバスの重音の進行を聴きながら読み進めましたが、最後の手紙が届いてくれてよかった。失われた日本を求めて、を貴子さんと共にゲビンが完成を目指して行く続編が目に浮かびます。

Posted by ブクログ

2026/06/28

「上」に書きましたが、こちらは本当に惹きつけられました。 「日本には宗教がない。その代わりに日本文化というものがある」 アメリカ人のケヴィンが「失われた日本を求めて」プロジェクトを立ち上げたように、「日本文化」の良さを理解している人、なくならないように願っているのは、日本人よ...

「上」に書きましたが、こちらは本当に惹きつけられました。 「日本には宗教がない。その代わりに日本文化というものがある」 アメリカ人のケヴィンが「失われた日本を求めて」プロジェクトを立ち上げたように、「日本文化」の良さを理解している人、なくならないように願っているのは、日本人よりむしろ外国人(あるいは外国に暮らす日本人)なのではないかと思います。 「もし日本に戻るとすれば、ついに戻るべき故郷に戻った…昼は日本のお日さまに優しく暖められ、夜は日本のお月さまに静かに慰められ、日本の山に囲まれ、日本の風に吹かれ、日本の小川の瀬音を聞き、もうこのまま死ぬまで日本を絶対に離れない、そして死んだときには自分の身体は白い煙となって日本の空に昇り、骨も徐々に朽ちて日本の土に還る。何千年前、あるいは何万年前から日本列島の住民の骨が徐々に朽ちて日本の土に還ったように、自分の骨も日本の土に還る―と、はっきりと実感できるときに戻りたい」 ブラジルで生まれ、「ちゃんとした日本人に育ててほしい」という実の父親の気持ちを託された夫婦により育てられた貴子の気持ちを思うと、胸を締めつけられる思いがしました。 私が日本語を教えた日系ブラジル人の女の子は、もうブラジルに戻りたくない、と言っていましたが、一度は訪れてみたくなりました。

Posted by ブクログ

2025/12/20

「本格小説」だった。美しい物語だった。「失われた日本」の美しいところが溢れていた。 日系ブラジル移民の過酷な生活は、その優美さとは対照的であるが、その移民たちの方が本国が失ってしまった「日本の美しさ」をとどめているのが皮肉だ。 貴子の過去や突然の音信不通は、ミステリーのようにペー...

「本格小説」だった。美しい物語だった。「失われた日本」の美しいところが溢れていた。 日系ブラジル移民の過酷な生活は、その優美さとは対照的であるが、その移民たちの方が本国が失ってしまった「日本の美しさ」をとどめているのが皮肉だ。 貴子の過去や突然の音信不通は、ミステリーのようにページをめくる手を早めさせ、小説を読む楽しさを味わわせてもらえた。

Posted by ブクログ

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