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大統領たちの五〇年史 フォードからバイデンまで 新潮選書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2024/09/26 |
| JAN | 9784106039164 |
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大統領たちの五〇年史
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1974年に就任したフォード大統領から、2024年に再選される第二次トランプ政権まで、約50年間にわたるアメリカ大統領たちの系譜を、簡潔にまとめています。 各大統領の出自や、選出に至るまでの経歴、そして国内外の政治・外交での立ち位置、政権中枢の顔ぶれについてまとめられており、一...
1974年に就任したフォード大統領から、2024年に再選される第二次トランプ政権まで、約50年間にわたるアメリカ大統領たちの系譜を、簡潔にまとめています。 各大統領の出自や、選出に至るまでの経歴、そして国内外の政治・外交での立ち位置、政権中枢の顔ぶれについてまとめられており、一気に読了できます。 人柄については客観的な描写にとどめられておりますが、ブッシュ・ジュニアが退任後に負傷した兵士たちの油絵を描いているエピソードや、トランプをして”史上初の白人大統領”(黒人作家のタナハシ・コーツ)と言わしめている背景など、初めて知った事実に驚くと同時に、俯瞰的にアメリカ政治の大きな流れを把握することができ、とても参考になりました。 2050年には4億人を超える人口をもつといわれるアメリカの政治、経済、文化面での影響力が、勃興する中国やインドとの関係の中でどう変遷していくのか、今後もアメリカに関する書籍を手にとってみたくなる思いがしました。
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ストーリーで米国大統領のしてきたことがわかる、意外とない本。トランプ大統領が再戦してなんでと思った人や、小さな頃の米国とのやりとりを改めてみてみたい人にオススメ。
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トランプ政権をもう少し長い時間軸の中で考えたくて、読んでみた。 わかりやすくて包括的なレーガンの評伝を書いた著者の本ということで、レーガンの項目はコンパクトにその評伝をサマライズしたという感じ。そして、同じようなトーンで他の大統領もその人にフォーカスしてサマライズしてある。 ...
トランプ政権をもう少し長い時間軸の中で考えたくて、読んでみた。 わかりやすくて包括的なレーガンの評伝を書いた著者の本ということで、レーガンの項目はコンパクトにその評伝をサマライズしたという感じ。そして、同じようなトーンで他の大統領もその人にフォーカスしてサマライズしてある。 人物にフォーカスがされているため、ある意味、時代の大きな流れが見えにくくなっているところもある気がして、50年を大統領を通じて振り返るというよりは、どういう人がこの50年間大統領になって、どんなことをしたか、ということは間接的に浮かび上がってくるという感触かな? リアルタイムでは文句をいろいろ言っていたわけだが、こうしてみるとレーガンとブッシュの時代がアメリカのある意味ピークだったんだな、と思う。(この50年より前をみると、もっと良い時期もあったんだろうけど。70年代以降は、ベトナム戦争の傷やクォーターゲートの権力へ不信からもう一度立ちあがろうとする時代なので) カーターとか、当時、日本から見ると割と共感できるし、大統領退任後の働きは偉大なものがあるわけだが、アメリカではああいう人はやっぱウケないんだな。つまり、自分の力の限界をわきまえて地味にコツコツやっていこうという調子では元気が出ない。偉大なアメリカ!というトーンが必要なんだな。 そういう意味で、ネオコンは、冷戦後に民主主義を世界に広めようとして、失敗してしまったわけだが、ある意味、彼らも偉大なアメリカの拡大という視点だったんだな。 トランプは、アメリカを偉大にすると言いつつも、政策的には内向き、ある意味アメリカの歴史的な基本スタンスと言える孤立主義的だ。そこに彼の新しさがあるのだな。 そういうトランプが、宗教原理主義的な票集めもあってか、イスラエル・パレスチナに関するコミットの仕方は極めて危険な言動が目立つ。 国際政治というのは不思議なもので、平和を求める人が戦争を始めたり、拡大したりすることになったりする。トランプも本人の意図に反して、パレスチナの泥沼に嵌りこんでしまうことになるのではないかと思ってしまった。
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