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オタク文化とフェミニズム
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 青土社 |
| 発売年月日 | 2024/09/24 |
| JAN | 9784791776740 |

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商品レビュー
3.5
11件のお客様レビュー
いよいよ『イン・ザ・メガチャーチ』を読むのですが、その前に朝井リョウがテレビ番組でお薦めしていた本書に寄り道しました。本当は同時に購入したのですが、本書の帯の『わたしたちの消費は「正しい」のだろうか』という言葉に即反応、この本から開きました。著者はアカディミズムの人ですがこの本は...
いよいよ『イン・ザ・メガチャーチ』を読むのですが、その前に朝井リョウがテレビ番組でお薦めしていた本書に寄り道しました。本当は同時に購入したのですが、本書の帯の『わたしたちの消費は「正しい」のだろうか』という言葉に即反応、この本から開きました。著者はアカディミズムの人ですがこの本は本文で何回も繰り返しているように学術論文、研究書ではなく、また批評集、エッセイでもなく本人曰く「あるオタクの研究者が、研究を目的としないままオタ活のフィールドに出て目にしたものを記述した記録のようなもの」とのこと。特に第10章の「のがれること・つくること・つながること」で赤裸々に語られる10代からのライフヒストリー、それは別に特別なものではないかもしれないけどそこで出会った喜びと疑問に学者としての能力を使って向き合っている、そんな本でした。確かに「エンターティメントをめぐるモヤモヤを考えるために補助線となる書」なのです。実は自分のYouTubeで今やハロプロの伝道師となっているLINEヤフー会長 川邊健太郎氏が登場するトーク番組がオススメに出てきて、「推し活」とは何か?を教えてくれる圧倒的面白さだったのですが、それでもホスト側の一人が90分の番組の最後の最後まで、アイドルのオタ活って「若い女性に対する搾取」なのではないか?という疑念を払拭できないことも印象深かったです。まさにその鏡面対照のようなことを2.5次元オタク田中東子がずっと悩んできた結晶が本書なのです。最後の最後にこう言います。「だから私は、男性のオタクたちにも問いたい。男性たちは女性を消費することに、戸惑いを覚えることはないのだろうか? その行為はあまりにも自明視され、保証されたものであるので、惑うことなく食い尽くせているのだろうか?そしてまた、男性オタクの活動のすべてを性的な搾取であるとみなされることに、自分たちの領域に干渉し自分たちの自由を侵害するなという反発的な感情以外の言葉をつむぎだすことはでき ないのだろうか? フェミニズムやオタク批評が積み上げてきた言語と理論を駆使して、私たちと一緒に男性たちがこの戸惑いやためらいについて言葉にしていくことは不可能なことなのだろうか? 」新たなる考察探究始まりの宣言なのでありました。
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推す側も推される側もお金だけでなく、労働と時間も搾取されているという推し活のマイナス面。(推す側も労働搾取されているという指摘が特に興味深かった) 女性が見られる側、消費される側だったのが、女性が男性を見る側、消費する側にまわることで、性差別を再生産しているマイナス面。 でもそれ...
推す側も推される側もお金だけでなく、労働と時間も搾取されているという推し活のマイナス面。(推す側も労働搾取されているという指摘が特に興味深かった) 女性が見られる側、消費される側だったのが、女性が男性を見る側、消費する側にまわることで、性差別を再生産しているマイナス面。 でもそれが女性に求められる女らしさの重圧からの発散にもなっているプラス面。 推し活を通して生きがいや仲間との交流が得られるプラス面。 推し活の両面を知れて良かった。
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散文的な感じで読みやすい。オタクの消費に関しては自分も色々と思うところがあり、アニメや漫画がこれだけ大きな市場になった分、やはり色々な視点での分析が必要だと感じる。
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