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オタク文化とフェミニズム
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青土社 |
発売年月日 | 2024/09/24 |
JAN | 9784791776740 |
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オタク文化とフェミニズム
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
どこまで被害者面すれば気が済むのか。 男性向け書籍「完全女装マニュアル」を読んで、普段どれだけ女性が女性として生きるためにメイクや服装に多くの工程を強制されているか気付いた、などと書いているがその結論に持っていきたい意思を優先しすぎ。 「周りのオタクも推しているから自分だけ推す...
どこまで被害者面すれば気が済むのか。 男性向け書籍「完全女装マニュアル」を読んで、普段どれだけ女性が女性として生きるためにメイクや服装に多くの工程を強制されているか気付いた、などと書いているがその結論に持っていきたい意思を優先しすぎ。 「周りのオタクも推しているから自分だけ推すのをやめられず、こうして女性は資本主義に搾取されていく」「女性の社会的地位が向上し、経済的な余裕が増えたがそれを誇示するために消費をやめられず資本主義に搾取されている。」などの主張は意味不明過ぎて開いた口が塞がらない。女性(もちろん男性も)はそこまでバカではないだろう。
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「消費」すること、「消費」されることについて、今までよりも深く、時間をかけて考え続ける必要があると感じた1冊。 自分の自由意志で決断し、選択し、主体性を保ったまま消費していると思っていたことも、実は消費させられていたにすぎないのかもしれない。そして、社会や規範と切っても切り離せな...
「消費」すること、「消費」されることについて、今までよりも深く、時間をかけて考え続ける必要があると感じた1冊。 自分の自由意志で決断し、選択し、主体性を保ったまま消費していると思っていたことも、実は消費させられていたにすぎないのかもしれない。そして、社会や規範と切っても切り離せない場所に常に立たされている「私」の意志が、そこ(社会)からきちんと独立していると決定的に証明してくれるものは、ない。 フェミニズムの文脈で特に重要だと自分が思うのは、女性が獲得した権利や自由の正しさを見極めること。その権利を得たとき、同時にその権利を剥奪された人がいなかったか、被害を自分が受けなくなっただけで、被害のバトンリレーは終わっていないのではないか。 消費する権利を女性が得た今、問い直されるべきは「そもそも消費するという行為は正しいか?」「その権利は本当に行使されるべきか?」ということなのかもしれない。
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