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エスノグラフィ入門 ちくま新書1817
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エスノグラフィ入門 ちくま新書1817

石岡丈昇(著者)

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エスノグラフィ入門 ちくま新書1817

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/09/11
JAN 9784480076465

エスノグラフィ入門

¥935

商品レビュー

4.7

5件のお客様レビュー

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2024/11/02

本書の冒頭に近い部分に、「エスノグラフィとは何か」についてが書かれている。 【引用】 エスノグラフィは、経験科学の中でもフィールド化学に収まるものであり、なかでも①不可量のものに注目し記述するアプローチである。不可量のものの記述とは、具体的には②生活を書くことによって進められる。...

本書の冒頭に近い部分に、「エスノグラフィとは何か」についてが書かれている。 【引用】 エスノグラフィは、経験科学の中でもフィールド化学に収まるものであり、なかでも①不可量のものに注目し記述するアプローチである。不可量のものの記述とは、具体的には②生活を書くことによって進められる。そして生活を書くために調査者は、フィールドで流れている③時間に参与することが必要になる。こうしておこなわれたフィールド調査は、関連文献を④対比的に読むことで着眼点が定まっていく。そうしてできあがった⑤事例の記述を通して、特定の主題(「貧困」「身体」など)についての洗練させた説明へと結実させる。 【引用終わり】 これだけを読んでも、なかなか分かりにくいと思うが、本書は、上記の中身を順番に説明していく構成で成立していて、最後まで読むと、上記で説明されている内容が、それなりに理解できるような仕掛けとなっている。 私は修士1年生で、修了までに修士論文を書く必要がある。修士論文を書くための、自分なりのテーマアイデアにまつわる勉強も大事なのであるが、それをどうやって書くのか(広い概念として。テーマをどうやって決めるか、どうやって関連事項を調べていくのか、それを論文の形にどうやって落としていくのか、等)についても、色々な本を読んでいる。その方法論の一つとして、この「エスノグラフィ」というものが紹介されていて興味を持ち、読んでみたもの。 エスノグラフィというものが、上記のように、順を追って説明されており分かりやすいし、読み物としても面白い。また、エスノグラフィの代表的な作品も本書中に紹介されており、それらを含め、もう少しエスノグラフィというものについて、追いかけてみようと思わせてくれた本であった。

Posted by ブクログ

2024/10/22

エスノグラフィという言葉を初めて知った 不可量のもの、生活を書く、時間に参与する、対比的に読む、事例の記述を通して特定の主題について説明と結実させる

Posted by ブクログ

2024/10/19

基本的にはエスグラフィーを書くことになる学徒を読者対象に想定はしているものの、そうでない門外漢の自分にも興味深く読み進めることができました。 スタンスをとって、バイアスがあることを併記しつつその視点を描くという書き方はエスノグラフィーに限らず普遍的なスキルとして認知されても良い気...

基本的にはエスグラフィーを書くことになる学徒を読者対象に想定はしているものの、そうでない門外漢の自分にも興味深く読み進めることができました。 スタンスをとって、バイアスがあることを併記しつつその視点を描くという書き方はエスノグラフィーに限らず普遍的なスキルとして認知されても良い気がしました。 個人的には、 水の中で彼はとても速かった という部分になんだかハッとさせられて暫く心奪われました。主題の部分ではないのですが。 あと挿絵がとても良いです。

Posted by ブクログ

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