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高橋悠治(著者), 坂本龍一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 バリューブックス・パブリッシング/ミシマ社
発売年月日 2024/09/11
JAN 9784910865089

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商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2024/09/29

通常インタビューや対談の書き起こしでは、読みやすくするために文章が整えられたり、余分な部分はカットされるものだと思いますが、本書には「そうすっと(そうすると)」みたいな話し方の癖や、ウフフフといった笑い声、さらには通話中にボリボリ物を食べるような音までそのまま活字として収められて...

通常インタビューや対談の書き起こしでは、読みやすくするために文章が整えられたり、余分な部分はカットされるものだと思いますが、本書には「そうすっと(そうすると)」みたいな話し方の癖や、ウフフフといった笑い声、さらには通話中にボリボリ物を食べるような音までそのまま活字として収められています。 1984年に出版された書籍の復刻版ということですが、こうした会話のノイズ成分を積極的に作品に取り込む姿勢は、当時としてはかなり斬新だったのではないでしょうか。 晩年の坂本さんが、ピアノなどの楽器の音以外に身の回りにある非楽音を積極的に取り入れて作品を作っていたこと、その萌芽といえるようなものがすでに80年代の時点であったことは新しい発見でした。

Posted by ブクログ

2024/09/23

タイトルのまんまで、長電話の実況中継だった。それも40年前の。当時僕は大学生だったから、当然、坂本龍一はYMOとして知っていたし、音楽も聴いていた。高橋悠治はギリギリまだ知らなかったかも知れない。本書は当時の若者に大きな影響を及ぼしたとどこかで読んだが、そうかなあ。ダラダラとしゃ...

タイトルのまんまで、長電話の実況中継だった。それも40年前の。当時僕は大学生だったから、当然、坂本龍一はYMOとして知っていたし、音楽も聴いていた。高橋悠治はギリギリまだ知らなかったかも知れない。本書は当時の若者に大きな影響を及ぼしたとどこかで読んだが、そうかなあ。ダラダラとしゃべっているだけのほんとうに雑談だしなあ。それと、脚注がやたらとうるさいページがあって、いくらなんでも美空ひばりとかユーミンとかに注は必要か???と思ってしまう。まあ、しかし、そうは言っても、のべ3時間ほどで一気に読んだので、退屈ではなかったということだろうなあ。高橋悠治が結婚したら長電話ができなくなったのが残念だと言っていたけれど、それはよく分かる。夜中の長電話ってなんだかどっぷりつかって、深いところに入って行けるんだなあ。それから、坂本龍一が作った曲を子どもに聞かせると、ノリノリで踊ったりしているときとそうでないときがある。で、もちろんノリノリの曲が売れる。なるほどね。さらに、矢野顕子の曲は100%ノリノリだって。さもありなん。最後に差し込みで入っている2人の手書きのコメントが良い。字が下手な僕は、ああこれでもいいんだと、ちょっと安心した。本書に3000円かけたというのはどうかなあとも思うが、まあ新しくできた鴨葱書店へのご祝儀ということにしておこう。

Posted by ブクログ

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