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ピアノを尋ねて 新潮クレスト・ブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/08/29 |
JAN | 9784105901967 |
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ピアノを尋ねて
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
主人公の生い立ちや音楽家をめざしきれなかった経緯などには悲痛な思いを感じるものの、基本的に、自己憐憫と言いたいことを言わない鬱屈のために誤解が増幅し関係がこじれるやつで、わたしの苦手なタイプの話であった。 調律師というと、甘やかでふわっとした『羊と鋼の森』や、調律師というものの...
主人公の生い立ちや音楽家をめざしきれなかった経緯などには悲痛な思いを感じるものの、基本的に、自己憐憫と言いたいことを言わない鬱屈のために誤解が増幅し関係がこじれるやつで、わたしの苦手なタイプの話であった。 調律師というと、甘やかでふわっとした『羊と鋼の森』や、調律師というものの本質を描いたゴフスタインの『ピアノ調律師』という名作があるけど、この小説の主人公はものすごい音感と指を持ちながら、結局のところ音楽を愛しているのかいないのか多分自分でもわからない――あるいは深い愛憎をかかえている――ところが不幸なのかなあと思った。
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天才的な才能を持ちながらも、貧しい家庭に育っちピアニストになれなかった主人公は、調律師となり自分が調律したピアノを弾いて周りの人を驚かせている。顧客だったピアノ教室を開くバイオリニストが亡くなり、年の離れた夫の林サンに呼ばれる。林サンはピアノ教室をどうするか、悩んでいた。そこから...
天才的な才能を持ちながらも、貧しい家庭に育っちピアニストになれなかった主人公は、調律師となり自分が調律したピアノを弾いて周りの人を驚かせている。顧客だったピアノ教室を開くバイオリニストが亡くなり、年の離れた夫の林サンに呼ばれる。林サンはピアノ教室をどうするか、悩んでいた。そこから主人公と林サンのピアノを巡るストーリーが始まる。 台湾で「聴覚小説」といわれ評判になった作品だとか。私は、とても好きな作品だった。
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文字での創作で音楽を伝えるのはほんと難しいんだな この本の場合は出てくる作曲家も曲もどれも判りやすいものばかりだし甘く感傷的な小品ばかりだから、物語の雰囲気にシンクロしてBGMのように感じながら読めた ベーゼンとスタンウェイの音色の違いとか作曲家のエピソード(おもしろい)とか...
文字での創作で音楽を伝えるのはほんと難しいんだな この本の場合は出てくる作曲家も曲もどれも判りやすいものばかりだし甘く感傷的な小品ばかりだから、物語の雰囲気にシンクロしてBGMのように感じながら読めた ベーゼンとスタンウェイの音色の違いとか作曲家のエピソード(おもしろい)とか、クラシックピアノの経験がない人にはなんのことやら。。てなる部分もあるんじゃなかろうか 音楽学校の教授とか作曲家とか指揮者とか調律師とか、ステージピアニスト以上にいい演奏をする人は実際多くいる
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