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アーセナルにおいでよ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 水鈴社 |
発売年月日 | 2024/09/27 |
JAN | 9784164010099 |
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アーセナルにおいでよ
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私が高校生だったら、面白かったのかなあ?生きづらさを感じている人達のために、新ビジネスを起ち上げる若者達の話。なんとか読了
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Amazonの紹介より 「おれ、今度、起業するんだ」 幼馴染で初恋の相手・芳竹甲斐から突然呼び出された高校3 年生の川相千香は、その文章力と思索力を見込まれ、スタートアップのメンバーとしてスカウトされた。会社の名前は「アーセナル」。「器庫」という意味だという。コンプレックスを持つ...
Amazonの紹介より 「おれ、今度、起業するんだ」 幼馴染で初恋の相手・芳竹甲斐から突然呼び出された高校3 年生の川相千香は、その文章力と思索力を見込まれ、スタートアップのメンバーとしてスカウトされた。会社の名前は「アーセナル」。「器庫」という意味だという。コンプレックスを持つ千香。中学生で不登校になった甲斐。詐欺に巻き込まれて逮捕歴のある稲作陽太。バツイチの古藤里佳子・通称コトリ。それぞれ問題を抱えた4 人は、各々の個性と能力を武器に、「アーセナル」のために奔走するーー。 学生達の活躍を描くのが印象的なあさのさん。今回は起業ということで、より社会の方に目を向けた内容になっています。 といっても、そんなに社会との繋がりを描いているわけではなく、会社内でのわちゃわちゃ感しか描かれていないので、ちょっと物足りなさがあります。 特に失敗して窮地に追い込んでいるというわけではなく、トントン拍子に成長していくので、どこか現実っぽくないなとも思いました。 それは社会経験をしてきた大人から見るとなので、学生目線から見ると、憧れや期待といった前向きな気持ちになるかもしれません。 ただ、あさのさんならではの起業をテーマにした物語は、学校とは違った青春の空気感があって、心躍らされました。 特に最初の場面。突然、幼馴染からLINEが来て、一緒に会社を立ち上げないか?という場面では、あさのさんの別作品「バッテリー」「THE MANZAI」といった雰囲気に似ている雰囲気がありました。 誘う人と誘われる人、その場面にいる時の相反する感情や状況が似ている部分もあって、あさのさんぽいなと思いました。 そして、始まる起業物語。それぞれの特技を生かしながら、軌道に乗ろうとします。 あくまでも、青春小説なので、生々しい現実や社会との繋がりといった雰囲気は控えめにされている印象がありました。誹謗中傷といったものも、サラッと触れて、すぐに解決といった展開だったので、どことなく軽さが窺えました。 軌道になるからには、様々なリスク、様々な困難な荒波が待ち受けるのかなと思いきや、思ったよりはなかったので、ちょっと腑に落ちないかなとも思いました。 あくまでも、あさのさんならではの物語なので、学生向けかなと思いました。 これを読むことで、色んな可能性を見出せますし、誰でも会社を興せるんだといった期待感も持つことができるかと思います。 それぞれの得意分野で、チームとして頑張っていく。その裏側では、それぞれの登場人物の心情を垣間見ることができるのですが、どこか欠けていても、なんとかなれるといった気持ちにもなるので、勇気が湧いてくるのではないかと思います。 大人目線で思うと、「本当にうまくいくの?」といった経験したからこそ、色々な弊害が頭の中で駆け巡るので、ちょっとデキすぎ感はあるように感じました。 それでも、何が正解なのかわかりません。可能性を信じて、挑戦することが大切だと思います。 彼らならではのフレッシュさや勢いで、自分自身の特技・才能を磨きつつ、色んな壁を乗り越えてもらいたいなと思いました。
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