箱庭世界 小さな空想の世界を描くイラストレーターズファイル

アンソロジー(著者)

• 販売会社／発売会社: パイインターナショナル
• 発売年月日: 2024/08/23
• JAN: 9784756255099

商品レビュー

2025/06/17

表紙にあるような限られた空間内での閉じられた世界を描いたイラスト集。27人の世界各地のイラストレーターによるもの。「箱庭世界」という分野があるのかな。多彩な箱庭世界が盛りだくさんで、見ていて楽しい。まあ、こういうところから大きな世界観の世界へ広がっても面白いし、このままでも面白い。それにしてもいろいろなタッチがあるもんだ。

2025/05/31

イラスト集眺めるのもいい時間だな、と。

ショートケーキの家・赤いきのこの家
ステンドグラスがたくさんだったり…！

いろんな世界を覗き見してるみたいで楽しい！

2025/05/24

最近、「センスってなんだろう？」と考える出来事があり、答えを探すような気持ちで、図書館から画集のような一冊を借りてきました。

タイトルは『箱庭世界』。

さまざまなイラストレーターの作品が紹介されていて、まるで絵の小さな博物館を覗いているような感覚です。

それにしても、「イラスト」と一言で括っても、描き手によって表現の方向性がまったく違う。
この違いこそが「個性」なんだなぁ、としみじみ思いました。

タイトル通り、ひとつの絵の中に要素がぎゅっと詰まっているのですが、不思議と窮屈さや圧迫感はまったくありません。
むしろ、心地よさすらある。それってきっと、“センス”というやつの仕業なのかもしれません。

もちろん、まだ「センス」の正体はつかめていません。
でも、何かしらの“法則”のようなものがそこにある気がしています。
「適当に描いたら、たまたまうまくいった」なんてことは、たぶん、ない。

このイラスト集を眺めながら感じたのは――
“自分の「好き」がわかっている人”の作品には、確実に個性が宿るということ。
どの作家さんも、パッと見ただけで「この人はきっと、こういうものが好きなんだな」と伝わってくるのです。

ページをめくるたび、目が楽しくなる。
多様性って、こういうことを言うのかもしれないな、とも思いました。