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あいだのわたし STAMP BOOKS
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2024/08/22 |
| JAN | 9784001164299 |
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あいだのわたし
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
10代がえらぶ海外文学大賞という小冊子から選んだこの本。最近重い話題の本は避けていたので、久しぶりにズシンときた。生まれてきた国が違ったら、時代が違ったら私にも起こったかもしれない。今の時代にも戦争している国はなくならず、難民生活している人も多い。そんな事実を知ってはいても、その...
10代がえらぶ海外文学大賞という小冊子から選んだこの本。最近重い話題の本は避けていたので、久しぶりにズシンときた。生まれてきた国が違ったら、時代が違ったら私にも起こったかもしれない。今の時代にも戦争している国はなくならず、難民生活している人も多い。そんな事実を知ってはいても、その人たちがどんな生活を送っているのかはなかなか想像し難くて、ほんの一部だけでも垣間見ることができる、そんなお話し。
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難民として逃れた先で、親ではなく少女が家族の生活を支える責任を担わされることにどうしようもない怒りを感じた。マディーナ自身も戦争のトラウマを抱え、学校でも好奇の目に晒されて、保護を受けなければいけないはずなのに。価値観を変えることができずに周囲に馴染めず、言葉も不自由な両親のこと...
難民として逃れた先で、親ではなく少女が家族の生活を支える責任を担わされることにどうしようもない怒りを感じた。マディーナ自身も戦争のトラウマを抱え、学校でも好奇の目に晒されて、保護を受けなければいけないはずなのに。価値観を変えることができずに周囲に馴染めず、言葉も不自由な両親のことも慮り、幼い弟の面倒も見て…。マディーナの努力と勇気は素晴らしいけれど、まず前提としてこのような不幸を生み出す戦争はあってはならない。
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どこからとは特定されていない国から難民としてドイツに逃げてきたマディーナの一家。今は難民認定が降りるかどうかを待ちながら劣悪な収容所で暮らしている。叔母も含めた一家5人でひと部屋を分け合う生活は、狭苦しくて気が変になりそうなほどだけれど、少なくとも生命の危険はない。 マディーナは...
どこからとは特定されていない国から難民としてドイツに逃げてきたマディーナの一家。今は難民認定が降りるかどうかを待ちながら劣悪な収容所で暮らしている。叔母も含めた一家5人でひと部屋を分け合う生活は、狭苦しくて気が変になりそうなほどだけれど、少なくとも生命の危険はない。 マディーナは高校に通ってドイツ語をおぼえ、両親のための通訳までつとめるようになったが、大人は収容所から出ることもできず、ただ停滞したまま無為に生きるしかない。そんななかで父親は、故国の女性蔑視、家父長制の価値観をそのまま持ちつづけ、日々、新たな世界に適応していく娘との距離が広がっていく。 価値観が更新されない親と、新世界に生きる人々との「あいだのわたし」。そんなマディーナの毎日は不条理の連続。それでも学校の先生や福祉の先生のように親身になってくれる大人がいるのは救われる。また、マディーナから見れば何不自由なく見える親友のラウラも、かつて父の家庭内暴力におびやかされ、心に傷を負っていることが描かれる。人が平和に、幸せに暮らすことはなんと難しいのか。そんななかでも、自分たちの明日を少しでもよくするために、前を見すえて前進するマディーナの姿がりりしい。
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