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武井武雄 幻想の世界へようこそ
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武井武雄 幻想の世界へようこそ

武井武雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 求龍堂
発売年月日 2024/08/09
JAN 9784763024107

武井武雄 幻想の世界へようこそ

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2025/05/07

2024年開催の「生誕130年 武井武雄展」(目黒区、金沢市、一宮市を巡回)の図録を兼ねる。 武井武雄(1894-1983)、印象的な名前だが本名。戦前に「子供之友」「コドモノクニ」「キンダーブック」などの絵雑誌で活躍。そのことは知っていたし、戦時中の絵日記『気侭画帳』にも目は通...

2024年開催の「生誕130年 武井武雄展」(目黒区、金沢市、一宮市を巡回)の図録を兼ねる。 武井武雄(1894-1983)、印象的な名前だが本名。戦前に「子供之友」「コドモノクニ」「キンダーブック」などの絵雑誌で活躍。そのことは知っていたし、戦時中の絵日記『気侭画帳』にも目は通していた。しかし、そこどまりだった。今回、展覧会と図録で、彼の後半生の作品に圧倒された。 「タブロー画」がいい。1962年(68歳)から描き続けたもので、世界や物語が一枚の絵のなかに描かれている。「ふしぎな村」や「森で見た馬車」など、見ているだけで次々に想像が喚起され、時の経つのを忘れる。 目玉は「刊本」と称する小型絵本。生涯での刊本作品数は139点。そのうち115点が60歳以降のものだ。作品ごとに、判型、印刷方法、用紙が異なり、レイアウト、装丁や製函はすべて自分で。なかでも『笛を吹く城』と『祈祷の書』は必見。『笛を吹く城』では、絵がなんとゴブラン織りされている。『祈祷の書』には、武井によるユニークな祈祷文が手書きで添えられている。それぞれ74歳と72歳の時の作品。

Posted by ブクログ