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常夏荘物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2024/08/07 |
JAN | 9784591174616 |
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常夏荘物語
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常夏荘物語
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商品レビュー
4.2
26件のお客様レビュー
遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅である常夏荘に10歳の時に引き取られた耀子は、寂しい境遇のなかでも周囲の優しさに支えられて子ども時代を生きぬいてた。38歳になった今は夫の龍治とは別れて暮らし、娘の瀬里は東京で予備校に通っているはずが… 瀬里のことを心配していたのは、父の叔父であり祖...
遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅である常夏荘に10歳の時に引き取られた耀子は、寂しい境遇のなかでも周囲の優しさに支えられて子ども時代を生きぬいてた。38歳になった今は夫の龍治とは別れて暮らし、娘の瀬里は東京で予備校に通っているはずが… 瀬里のことを心配していたのは、父の叔父であり祖母の義弟にあたる立海でもあった。 複雑な関係のようではあるが、そうには見えなくて、ただそれぞれが子どもの頃に家庭というものの温かさを感じることが少なかったからかもしれない。 峰生での暮らしもずっと平穏かというと厄介ごともありはしたが、周りの支えや優しさもあり祖母の友人「ネコ」のおかげでミネフェスを成し遂げる。 瀬里の父・龍治の最期の言葉はみんなの幸せを願うことで…。 そうであってほしいと思っていたことが、叶ったことはよかった。 いろんな家族のかたちはあるけれど、嘘偽りのない人生なら普通と違うと思われたとしても幸せだろう。 見つけた道を進めばいい。 美しく生きること。 顔を上げて生きること。
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いよいよ完結編。全四作品に登場した常夏荘の皆が心温かく離れ難い。如何なる場面も各人に共感し、ドキドキ、イライラ、ハラハラさせられた。龍治と耀子の永遠の別れに落涙。『手を伸ばせ、遠慮なく。掴め。』龍治が望んだ通りの結末に安堵した。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりの伊吹有喜作品、なでしこ物語の延長線、耀子と立海の関係がそのまま。今回は常夏荘を中心とした女性三代(照子-耀子-瀬里)が峰生という狭い地域で生きていく物語。何だか本家・分家とか世間体を気にしながら生きていくって辛いこと。しかし、この三代は世間体にも、嫌がらせにも負けない。負けない力は本人たちだけではなく周りの女性仲間があってこそ。本当に男性陣は脆弱且つアホな存在で、女性のエネルギーに満ちた気迫が心地よい。なでしこ物語と同様、女性が社会的自立と精神的自立を目の当たりにできた。瀬里の性格はキュート。⑤
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