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私の盲端 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2024/08/07 |
| JAN | 9784022651648 |

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私の盲端
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商品レビュー
3.3
21件のお客様レビュー
林芙美子文学賞受賞作がどんな作品なのか気になったので手に取った本。なので併録の「塩の道」を先に読んでから「私の盲端」を読みました。結果的にこの順で読んで良かったと思うのは、「私の盲端」のインパクトが強すぎたからです。 「私の盲端」 オスメイト(人工肛門)をつけることになった女子...
林芙美子文学賞受賞作がどんな作品なのか気になったので手に取った本。なので併録の「塩の道」を先に読んでから「私の盲端」を読みました。結果的にこの順で読んで良かったと思うのは、「私の盲端」のインパクトが強すぎたからです。 「私の盲端」 オスメイト(人工肛門)をつけることになった女子大生の物語。オスメイトの男にナンパされるところから物語は始まるのですが恋愛物語には一切発展せず、ひたすら大便の話が展開されていきます。確かに、健常な生活を送っていた人間が、突然オスメイト生活になれば、頭のなかを占めるのは便のことでしょう。オスメイトになった衝撃、便の処理、オスメイトとして社会に復帰する日のこと等がリアルに描かれています。こういった人が実際に存在することを知ってほしいという、オスメイトに対する理解は深まりますが、いっぽうで便に対する執着や情熱を感じ、消化器医ならではの視点だなぁと思いながら読みました。便の話というより、便と共存する人間生活の話という印象です。健常者も腸に便を抱えた状態で生活していることに変わりはないけど、そのことを目に見える形で提示し、口から肛門までつながっていることの神秘を謳っているようにすら感じました。 ただ、主人公のバイト先の飲食店の治安の悪さ、ナンパしてきたオスメイト男との交わりなど、そのへんがおそらく伝えたい核の部分だとは思うけれど理解が追いつかず。オスメイト男の過去から現在にいたるまでの苦悩や悟りをちゃんと深く書いてほしいなとは思いました。理解はできなかったけどインパクトが強く最後まで夢中で読みました。 「塩の道」 勤務医として馬車馬のように働いていた医師が、入院病棟のない村で唯一の医師として働く様子が描かれています。医療ものではあるが救命ドラマとは正反対の、看取りのあり方が描かれています。緩和ケア的な感動ものではなく、人が(特に高齢者が)死ぬ時の痛みや汚さをリアルに伝えるような書き方。医療が発達していなかった時代は耐えるしかなかった痛みや不便さに焦点をあてているようにも感じ、医療はどこまで寿命に介入して良いものか等と考えさせられました。ただ、方言がきつく読みにくい部分もあり、「私の盲端」を読んだあとでは頭に文章が入ってこなかったかもしれないとは感じました。主人公の医師は苦悩の末に悟りをひらいたような終わり方ではありましたが、ちょっと理解は追いつきませんでした。 総じて何を伝えたいのかはっきり汲み取れなかったものの(そんなテーマらしきものはそもそも無い?)、書かれている内容はおもしろく、文章も読みやすかったです。
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ドサリ、ドサリ。 全体的に、温度の低い描写がよい。色々なことが起こるのに、どこか一歩引いた目線というか。 一度で内容を深く読みきれず、すぐに2回目も読み込んだ。
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林芙美子文学賞受賞の「塩の道」と表題のデビュー作、全2篇収録。僻地医療と人工肛門がテーマ。死ぬ怖さはもちろん、生きる怖さも味わえた。
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