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私の盲端 朝日文庫
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私の盲端 朝日文庫

朝比奈秋(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2024/08/07
JAN 9784022651648

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商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2024/09/20
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※このレビューにはネタバレを含みます

私の盲端 デビュー作 人工肛門をつけた美人女子大生涼子。大便を漏らしてしまう。多目的トイレで自分の大便を捨てる。ある日、トイレから入れ違いになった男から、人工肛門ですか?人工肛門用語パウチを使う。仲間を探している。京平とカフェに入るが席を長く外すたので帰ってしまう。 人気肉レストランでバイトに戻る。大便をぶらさげながら料理を出す。客は気がつかない。バイト先トイレでは便器に前屈みになり、大便をパウチから落とす 料理人達が狭い厨房で身体を押し付けてくる 精子と体臭が混ざっているはず。 秘密の穴というSNSグループに参加。人口肛門から元に戻す手術が終わるといなくなる。 医者から復活手術ができないと言われる。 医者は老人。丁寧にセカンドオピニオン用の紹介状も書いてあった。 バイト先レストランで鉄雄が金を持ち逃げ。 鉄雄はバイトではない。ずっと現場仕事。 店長がクビ。バイトとコックは大丈夫だが社員はクビになる。また本部からやってくる。大便がでた。バイト先の本部での採用も誘われる トイレに入る。誰かが携帯で盗撮。バイト友達華子がコックとやっている。自分が人口肛門だとバレているかもしれない。 大学で人口肛門の男から声をかけられる。校舎が現場で働いている。多目的トイレで入っていると彼がやってきた。扉があいている。人口肛門を筋力でコントロールできるようになった 立ち眩みをしていると京平が助けてくれる。仮設住宅の部屋に住んでいる。写真を見ると彼はイギリスで2番目の大学に留学していた。温めてやると言われる。陰茎を肛門に挿入される。人口肛門に入れられて果てた。京平の肛門の部分をみると穴がない。彼は留学経験があるのに現場仕事をしている。転職活動では障害者雇用があるが、普通に就活。第一希望のマスコミ系に決まった涼子は京平に伝える。病院の付き添いすると言われたので携帯番号を京平に教えた。 秘密の穴から抜けた 塩の道 第七回林芙美子文学賞受賞 漁師町で医者をするの伸夫。 軽トラで病院に向かう。住まいは前の医者の住居が空き家。漁師の身体には特徴がある。 ある日、健康診断を命じられ50人漁師がやってきた。神経痛の漁師に間違えて食塩水を射った。効き目がないのに漁師は帰っていく。引止める。 即効性の効き目があるのに、効かない時があるのは前の医者が神経を外していただろう。 ここの前では大阪の病院。終活病院。死亡診断書を書くのが仕事。東京の救急病院で働いていたが疲れてここにきた。毎日、人が死ぬを見ていた 臨終間近の患者を見るように看護師から頼まれる 介護士もいない。ベッドを見に行く。患者が食べたそうにしている。自分が食べているカップラーメンのスープを飲ませる。先生ありがとう。 目を見ていると死んでしまう。看護婦が戻ってきた。ラーメンを見られないようにする 家族を呼ぶ。死亡時刻を伝える。 東北の病院から誘われていることを院長に言う 引っ越すのが面倒なので行く気はなかったが、院長が次の医者をよんでいた。 診察が終わり重症患者宅をまわる。漁労長が癌の末期。190cmの身体は痩せ細っていたが目は見開いている 糖尿病の患者。大卒。市役所で働いていたが横領でクビ。漁師をする。足が壊死して切断手術必要だが病院がない。余命らずか。 雪が強くなってくる。席が酷い患者。背中を切って水を抜くと席が止まる。点滴して診療所に戻る また、席が激しくなったと連絡。誰も運転してくれないので自分で運転。猛吹雪で何も見えないが到着。管がはずれていたのでやり直す。 救急病院で激務だった時より、技術がおちている 帰りの運転で疲れて、車を止めて寝る。 窓が叩かれて起きる。排気ガスが雪で埋もれて死ぬところだった。 診療所に戻る。寒いので地酒と塩。往診した患者、やってき家に入ろうとしている。鍵をかけているが、はいってきたら警察に電話。診療所の人がやってきて連れて帰った。寝坊してしまう 玄関を叩く音で起こされる。前任の医者は、点滴したまま死んでいた。 死んだのかと思われた。 これまでの医者は、70代、80代だったので、診療所の隣りの家で死んだ。自分は50 死ぬのは20年後だ。

Posted by ブクログ

2024/09/14

重たいけど重たいだけで片付けてはいけないような気がする。 想像以上に知らないことが多くて この世界観に圧倒されてしまった。

Posted by ブクログ

2024/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

苦しい。苦しすぎる。 大学生で人工肛門と共に生きる葛藤。 半年だけと思って希望を持っていたのに いざ蓋を開けてみたら 永久的に人工肛門になってしまった絶望。 人工肛門って外見の変化があるから 本人の受入れとか周囲の理解とか 私が出会ってきた医療現場の葛藤の中で 上位を争うくらい難しい課題。 少し前に比べたら オスメイト対応トイレが増えてきて 世間の認知も上がってきたかもしれないけど 偏見とか誤解はすぐに変わらないから 当事者からしたらまだまだ大問題。 それに 事前に人工肛門になると説明されて 受け入れいても いざ目の当たりにするとショックを受ける。 それなのに涼子は バイト中に倒れて救急車で運ばれて 次に目を覚ましたら人工肛門があった。 その衝撃とか絶望とかを考えただけで 目を背けたくなるくらい苦しかった。 きっと朝比奈秋さんの作品に 目を離せなくなるんだろうなぁ。

Posted by ブクログ

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