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虚史のリズム
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2024/08/02 |
JAN | 9784087718393 |
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虚史のリズム
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商品レビュー
4.4
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
dadaの氾濫に導かれ大著に手を伸ばす 大東亜戦争敗戦後の日本に有象無象が蠢く 登場する人物は四人の女性はじめ皆魅力的だ 探偵が狂言回しとして恋に冒険に奮闘努力する 物語は未来を予知した謎文書を中心に回る 隣の次元の書物が捲られるあたりから狂気が溢れでる 人間は鼠集合体となり、主人公は戦争の泥沼から抜けられないはぐれ鼠となる 人間になり象徴となった天皇の代わりに、国家民族を信仰する集団は本物の天皇を迎えようとする 儀式は溢れる死者の声で埋もれる 自決した者はあちらの世界に行ったのだろうか 最後に霧子が顔を出すのが嬉しい
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初めての作家奥泉光。何という筆力か! ジェットコースターに乗せられたような感覚に、これは何の本だ? 1095ページのどこをとっても密度濃く、頭の中にモヤモヤっとしたものが渦巻く。 日本の戦後史と見えるがSFのようでもある。もちろん探偵小説でもあって登場人物が生きている。 読み始め...
初めての作家奥泉光。何という筆力か! ジェットコースターに乗せられたような感覚に、これは何の本だ? 1095ページのどこをとっても密度濃く、頭の中にモヤモヤっとしたものが渦巻く。 日本の戦後史と見えるがSFのようでもある。もちろん探偵小説でもあって登場人物が生きている。 読み始めてすぐ、これは大変な読書になると予感したが、9日かけて最後の1ページにたどり着いた。 大きな仕事を成した感がある。
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※このレビューにはネタバレを含みます
偶然出版されてすぐに本屋さんで並べられているのを見て、ずっと気になっていた奥泉光先生の作品+かっこよすぎる装丁+紹介文の秀逸さのコンボにやられてしまった。 読み始めると戦後の日本が舞台で、ある夫婦の殺人事件について追っていく話が始まり、本の見た目とは裏腹に小さな事件をどんどん解決していくようなお堅めの小説なのかと思っていた。 しかしそんな予想はすぐに裏切られ、「K文書」なるものや、怪しげな宗教、夢なのか現実なのかわからない世界に迷い込んだり、dadadadadadadadaのリズムが聞こえ始める。 それらに心をガッチリ捕まれ、さらに読み進めて行くとさらに大きな「企み」が分かってきて、、ラストまでdadadadadadadadadaと共に突っ走っていく。 初の1000ページ超えの作品、初の奥泉光作品ということでより思い出に残る読書体験となった。 この分厚さでもまた読み返したいと思わせてくれる最高にツボな作品でした。
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