1,800円以上の注文で送料無料

世界の適切な保存
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

世界の適切な保存

永井玲衣(著者)

追加する に追加する

世界の適切な保存

定価 ¥1,870

1,375 定価より495円(26%)おトク

獲得ポイント12P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2024/07/25
JAN 9784065361726

世界の適切な保存

¥1,375

商品レビュー

4

20件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/11/14

言葉のアンテナが高感度な著者によるエッセイ。 私の言葉の地平を広げてくれた一冊。言葉は もっと広く深いものだと教えてくれました。 ありふれた言葉が組み合わせ一つで全く未知の ものになり、それでいて「いいなあ」と感じさせ るもので溢れていました。 特に気に入った表現は2つ。 ...

言葉のアンテナが高感度な著者によるエッセイ。 私の言葉の地平を広げてくれた一冊。言葉は もっと広く深いものだと教えてくれました。 ありふれた言葉が組み合わせ一つで全く未知の ものになり、それでいて「いいなあ」と感じさせ るもので溢れていました。 特に気に入った表現は2つ。 一つは「巨人の理屈」、もう一つは「不安がらずに 真っ直ぐ進んで」 前者は「個人の理屈」の聞き間違えで生まれた 言葉で、巨人の理屈になれば今抱えてる問題は どれでも瑣末なことに思えて面白可笑しく なっちゃいました。 後者は、電話で道案内している人の言葉らしい のですが、電話口の相手の気持ちに寄り添った 言葉だなあと感じました。こんな気遣いができる 人に憧れます。

Posted by ブクログ

2024/11/10

適切に保存するにはどうしたらいいか、適切な保存とはどういうものかを問いかける。著者が体験した場面場面ででてくる言葉や音、臭い、風景など、著者自身の葛藤もしながら、自分自身に問いかけながら書いているようなエッセイ。クスッと笑える内容もあれば災害や戦争についての内容も。意外と身近なと...

適切に保存するにはどうしたらいいか、適切な保存とはどういうものかを問いかける。著者が体験した場面場面ででてくる言葉や音、臭い、風景など、著者自身の葛藤もしながら、自分自身に問いかけながら書いているようなエッセイ。クスッと笑える内容もあれば災害や戦争についての内容も。意外と身近なところに問いはあって、でもすぐに通り過ぎていってしまうけど、立ち止まって考えることをしてみるのはいいんじゃないかと考えさせられる本。なかなか言葉では表現しにくいので、手に取って読んでみてください。笑

Posted by ブクログ

2024/10/25

前作の水中の哲学者とは少し異なり、今回は適切な保存というものが一つメインテーマ。日々の生活の中で見たふとした光景、なかなか経験することない匂いなど、私たちの生活の中のあまりにも刹那的だけど、なかなか忘れずに意義のあるものと感じる一瞬をどうにかして忘れないようにする試みの葛藤が描か...

前作の水中の哲学者とは少し異なり、今回は適切な保存というものが一つメインテーマ。日々の生活の中で見たふとした光景、なかなか経験することない匂いなど、私たちの生活の中のあまりにも刹那的だけど、なかなか忘れずに意義のあるものと感じる一瞬をどうにかして忘れないようにする試みの葛藤が描かれていました。 その中で、個人的には適切な説明の項目が面白かったです。事実を並べること以上に伝わる表現を学びたいなと思うので。

Posted by ブクログ