商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/07/25 |
JAN | 9784065361726 |
- 書籍
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世界の適切な保存
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世界の適切な保存
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商品レビュー
3.9
18件のお客様レビュー
前作の水中の哲学者とは少し異なり、今回は適切な保存というものが一つメインテーマ。日々の生活の中で見たふとした光景、なかなか経験することない匂いなど、私たちの生活の中のあまりにも刹那的だけど、なかなか忘れずに意義のあるものと感じる一瞬をどうにかして忘れないようにする試みの葛藤が描か...
前作の水中の哲学者とは少し異なり、今回は適切な保存というものが一つメインテーマ。日々の生活の中で見たふとした光景、なかなか経験することない匂いなど、私たちの生活の中のあまりにも刹那的だけど、なかなか忘れずに意義のあるものと感じる一瞬をどうにかして忘れないようにする試みの葛藤が描かれていました。 その中で、個人的には適切な説明の項目が面白かったです。事実を並べること以上に伝わる表現を学びたいなと思うので。
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人の記憶は断片的だ。忘れないように書き留めようとする瞬間からこぼれてしまう世界をどのように保存しておくことができるのか。大切に切り取られ保管された世界は、誰かに正確に手渡しすることも難しい。 そうした前提で伝えることとは何か、どのようにしたら伝えることができるのかについて思索した...
人の記憶は断片的だ。忘れないように書き留めようとする瞬間からこぼれてしまう世界をどのように保存しておくことができるのか。大切に切り取られ保管された世界は、誰かに正確に手渡しすることも難しい。 そうした前提で伝えることとは何か、どのようにしたら伝えることができるのかについて思索した本。エッセイで読みやすい。引用されている詩も美しい。
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この前の本が気になってて、それでいてなかなか読む機会が作れないでいるうちにこちらを先に読んだ。 主に言えば、詩と哲学を掛け合わせたような話が続く。人に伝えることの難しさをそもそも脱臼しているようだと表現していたのは初めて読んだので驚いた。 総じて上手く言えないそのもどかしさをどの...
この前の本が気になってて、それでいてなかなか読む機会が作れないでいるうちにこちらを先に読んだ。 主に言えば、詩と哲学を掛け合わせたような話が続く。人に伝えることの難しさをそもそも脱臼しているようだと表現していたのは初めて読んだので驚いた。 総じて上手く言えないそのもどかしさをどのように適切に保存していけるのか、適切に保存したいのにというテーマのように受け止めた。 自分にとっては東さんとか、国分さん、内田さんのように、読みやすいように思える人だった。 早く前作も読んでみようと改めて思う。
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