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私の死体を探してください。
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2024/07/24 |
JAN | 9784334103576 |
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私の死体を探してください。
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商品レビュー
3.7
14件のお客様レビュー
ダークなサスペンスミステリ。 女性作家がブログにて自殺を仄めかす文章をアップし「私の死体を探してください」と書き込む。ヒモのような旦那、作家への憧れが拗れ旦那と不倫する編集者、子離れ出来ていない旦那の母親。さらには衝撃の内容がブログにアップされ注目を集めていく。 一気読みしたくら...
ダークなサスペンスミステリ。 女性作家がブログにて自殺を仄めかす文章をアップし「私の死体を探してください」と書き込む。ヒモのような旦那、作家への憧れが拗れ旦那と不倫する編集者、子離れ出来ていない旦那の母親。さらには衝撃の内容がブログにアップされ注目を集めていく。 一気読みしたくらいに面白かった。登場人物の誰にも感情移入は出来ないが、章ごとに視点が変わるため飽きさせない。 オチも後引くような終わり方で良かった。久しぶりに電車を乗り過ごした。
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愛を知らなかった者が愛を知り、あの人の好きなものは何かな、何をしたら喜んでくれるかな、この初めての感情を愛だと勘違いし、2回目の裏切りにあった麻美。友達と笑い合った青春が白い鳥籠事件によって崩れ去り、本当の生き残りになってしまう。自分には何もなく、周りの者は去っていく。自分だけを...
愛を知らなかった者が愛を知り、あの人の好きなものは何かな、何をしたら喜んでくれるかな、この初めての感情を愛だと勘違いし、2回目の裏切りにあった麻美。友達と笑い合った青春が白い鳥籠事件によって崩れ去り、本当の生き残りになってしまう。自分には何もなく、周りの者は去っていく。自分だけを置き去りにして。心に闇を抱えた少女たちが花の絨毯の上で円になり、クリーム色のペンのような温かいカーテンの揺れる教室で眠りにつく様子はなんだか美しくて、秘密を共有し終えて、納得して死ぬ機会を伺っていた少女たちの危うさも感じた。一番最初に声をかけてくれた絵美の性的虐待だけが見過ごされ、加害者である父親はのうのうと生きている、その現実や、自分の才能より抜きん出ている才能に嫉妬し、与えたものを食い尽くし、仇で返してきた正隆、そして、麻美に憧れるあまり、正隆と不倫をし、ストーカーめいたことをした沙織。口うるさい義母。みんなまとめて処罰してしまうところに麻美の頭の良さを感じた。みんな飛び立ってしまった。自分も飛び立つ方法を探っていた麻美にとって、正隆に殺されることは、願いを叶えるのに丁度良く、そして復讐にもなる。クズな登場人物たちが麻美の手の中で踊らされている感じが恐怖であり、痛快であった。真実は人の数だけあると語っていた麻美の真相は、最後まで謎に包まれたままだった。「私の死体を探してください。」という挑戦状を突きつけ、行方をくらますなんて、主人公が自殺か他殺か分からない状況から、全てが崩れていく展開が新感覚で、ページを捲る手が止まらなかった。白い鳥籠の5羽の鳥たちと麻美の脳内ストリップ、そして現在進行形で話が進み、3個の話を読んでいるようだったが、最後には綺麗にまとまっていて、オーケストラで最後の音が揃う感じの気持ちよさを感じた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
突然行方不明になった人気作家。彼女は殺されたのか?犯人は? 消えた作家の周りには、ストーカーっぽい編集者、自信だけはある作家志望の夫、息子のため嫌がらせを繰り返す姑、と胸糞悪くなる人物ばかり。 真相が早く知りたくて一気読みしました。 作家の思惑通り上手く進みすぎな気もしますが、面白かったです。軽めのイヤミスですね。 でも先に述べた登場人物みんな(特に夫!)思慮が浅いというか「今それ言ってどうなる!?」みたいな会話が多くてイラっとしました。会話部分で緊張感が削がれてしまって・・・。 編集の子ももっと考えてさ、危機感持ちなよー。
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