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はるかなる虹 小島ゆかり歌集 コスモス叢書
定価 ¥3,300
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 短歌研究社 |
| 発売年月日 | 2024/07/07 |
| JAN | 9784862727763 |
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はるかなる虹
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商品レビュー
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目線やその捉え方が素敵でした。 付箋を挟んだ12首。 風はむかし樫の木、樫はそのむかし旅人、旅人はただかぜ ここに死ぬ枯蟷螂は思ひつつここはどこかと問ふこともなし 潔きもの群鳥のなかの一つ鳥ひとつひとつを隠す群鳥 火のようなもみぢの下を 最後かもしれない 母の手をとりて行く 寅...
目線やその捉え方が素敵でした。 付箋を挟んだ12首。 風はむかし樫の木、樫はそのむかし旅人、旅人はただかぜ ここに死ぬ枯蟷螂は思ひつつここはどこかと問ふこともなし 潔きもの群鳥のなかの一つ鳥ひとつひとつを隠す群鳥 火のようなもみぢの下を 最後かもしれない 母の手をとりて行く 寅のとし幸はふならんわが家には黒とら柄の猫二匹をり どこかとほくの街をバイクは行くごとしあをい夜明けのなかで聞くとき 熟睡はいのちのしろい時間なりひもすがら天にもくれん浮く日 こぼるるやこぶしれんげうゆきやなぎその名にひとつづつの濁音 天も地もおそろしくなりもうできぬ天地一周するさかあがり 夏帽子買はうか白い七月は灯台のやうに頭が遠い 雷鳴ののちみづいろの夜空あり死をおそれつつ死をねがふ母 をさなごのわたしのやうな重たさか母につながる酸素ボンベは 流星群のやうな孤独が胸に降るめつむりながらねむりまつとき
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2020年から2024年の初めまでの468首を収めた第十六歌集、第66回毎日芸術賞を受賞。「去年今年わたしの中の母の木がしんしんしんと葉を降らしをり」「この部屋にあまた穴あり夜ふけてなにかものいふ抜け釘の穴」「あなたですかあなたですかと呼ぶこゑのわが声に似て夜明けんとす」「捨てど...
2020年から2024年の初めまでの468首を収めた第十六歌集、第66回毎日芸術賞を受賞。「去年今年わたしの中の母の木がしんしんしんと葉を降らしをり」「この部屋にあまた穴あり夜ふけてなにかものいふ抜け釘の穴」「あなたですかあなたですかと呼ぶこゑのわが声に似て夜明けんとす」「捨てどころなくてしばらく持ち歩く空き瓶のなかの今日のゆふぐれ」「早春の空をましろの雲はゆきだれかの死後の時間はじまる」「ふるさとの家の合鍵もうどこも開かぬ古き鍵ひとつ持つ」「ミャンマーの青年撃たれ かなぶんは碧の虹の翅割つて飛ぶ」「反戦ははるかなる虹見えながら指さしながらだれも触れず」「風はむかし樫の木、樫はそのむかし旅人、旅人はただかぜ」
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