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贖罪 殺人は償えるのか 集英社新書1225
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贖罪 殺人は償えるのか 集英社新書1225

藤井誠二(著者)

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贖罪 殺人は償えるのか 集英社新書1225

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/07/17
JAN 9784087213256

贖罪 殺人は償えるのか

¥385

商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

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2026/03/21

★4.0 考えさせられる1冊 著者と殺人の加害者が文通を繰り返して心の変化を綴る構成 贖罪に贖罪を重ねた加害者の 「思いを言葉にした瞬間、思いが持つエネルギーが途端に失われる」 という言葉が印象的。 被害者へ直接的接触は出来ない上、被害者に伝える手段は基本的に手紙という言葉...

★4.0 考えさせられる1冊 著者と殺人の加害者が文通を繰り返して心の変化を綴る構成 贖罪に贖罪を重ねた加害者の 「思いを言葉にした瞬間、思いが持つエネルギーが途端に失われる」 という言葉が印象的。 被害者へ直接的接触は出来ない上、被害者に伝える手段は基本的に手紙という言葉でありその言葉ですらそもそも多くは受取拒否されるのが通例で、届いたとしても言葉は軽薄になってしまう。 そんな中で贖罪とは何なのか  常に懊悩し更生していく加害者の姿はすごく考えさせられた。

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2025/12/11

人を殺した罪は償うことができるのか。本書はそれをテーマにした内容だ。「贖罪」という言葉で直ぐに思い浮かぶのは、人類が犯した罪をあがなうために自らが犠牲となったイエス・キリストの姿だ。私はキリスト教徒ではないが、誰もが十字架にかけられたキリストの姿を教会などで見たことはあるだろう。...

人を殺した罪は償うことができるのか。本書はそれをテーマにした内容だ。「贖罪」という言葉で直ぐに思い浮かぶのは、人類が犯した罪をあがなうために自らが犠牲となったイエス・キリストの姿だ。私はキリスト教徒ではないが、誰もが十字架にかけられたキリストの姿を教会などで見たことはあるだろう。また凶悪犯罪を犯した者が服役中や出所後に綴った手紙や書籍を見たことのある方もいるだろう。罪を償うとは、善行を行ったり、金銭的に(特に被害者に対して)賠償したり、法によって服役し労働する、その対価を弁護士などを経由して寄付するなど、やり方は様々である。だが本質的に他人を傷つけたり、命を奪ってしまった事自体が赦される事があるのか。本書は殺人という重大犯罪を犯した加害者とのやり取りの中で、それが可能であるかを犯罪と加害者を追い続ける筆者が考察する内容となっている。読み始めは誰しも(筆をとった筆者でさえも)人の命を奪うという人として最も罪深い所業に対して、被害者の家族や友人の悲しみを思えば、それは不可能だろうと感じるに違いない。だが、本書を読み進めていく中で加害者が塀の中で感じた事を包み隠さず述べていく内容を理解してくると、償うという言葉の定義やその意味について、自分なりの見解が確立していく事がわかる。 その可否以前に人を殺めること、殺めた人間が何を思い続けるか。筆者とやりとりする加害者は獄中で多くの書籍を読み、考え方やそれを表現(筆者との手紙のやり取りを含め)していく中で、何とかその答えを探し出そうとする姿。読んでいる自分(私自身)は勿論同じ経験をした訳ではないから、全く同じ気持ちになる事は困難だが、加害者自身が何とかそれを言葉で表現しようとする努力と、紡ぎ出した生の言葉から伝わってくる苦しみは、徐々に読者の心の中に様々な疑問や理解を生み出してくる事は間違いない。 本書の中で「謝罪されても私たちは何も救われない。謝罪したというあなたが救われるだけ」という被害者家族の言葉も、逆の立場に立たされた人々の心理を理解する上で響いてくる言葉だ。加害者・被害者いずれの言葉にも、拭い去ることの出来ない深い傷や痛みがある事が伝わってくる。勿論、私もその様な状況を生み出した加害者を赦して良いとは思わない。だからこそ、そうした状況を生み出した社会や人間そのものに対して、繰り返し何故という言葉をぶつけて理由を辿りたくなる。人が人を傷つけるという行為、その背景にある社会課題、それを表出させるきっかけ。そしてその後に生み出される大きな傷跡と心の受け止め方。 本書に明確な結論があるとは言えない。だが贖罪という事の意味を読み手に深く考えさせる、その機会をくれる一冊である。

Posted by ブクログ

2025/11/18

罪はあがなえるのか。殺人はあがなえるのか。 ここに出てくる殺人犯の彼は答えをNOと言っている。とことん自分を見つめて、罪と向き合い続けている。 彼は自分個人で(人との出会いもあったが)それを考え続ける。 刑務所に、自己を見つめるプログラムがあればいいのに。 「加害者は元は被害者で...

罪はあがなえるのか。殺人はあがなえるのか。 ここに出てくる殺人犯の彼は答えをNOと言っている。とことん自分を見つめて、罪と向き合い続けている。 彼は自分個人で(人との出会いもあったが)それを考え続ける。 刑務所に、自己を見つめるプログラムがあればいいのに。 「加害者は元は被害者である」という言葉がある。虐待の犠牲者だったりするのだ。 今ある犯罪者の姿は吐き気がするようなものもある。NHK党の立花たかしなど、人を人と思っていない。 でも生まれたときからそうなのではなく彼がそうなってしまった道筋はあると思う。 そう言うことに目を向けて行けば世の中の犯罪や虐待、ひょっとしたら戦争も防げるかもしれない。 いろいろ考えさせられる内容だった。

Posted by ブクログ