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十一人の賊軍 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/07/12 |
JAN | 9784065357088 |
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十一人の賊軍
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十一人の賊軍
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商品レビュー
3.8
17件のお客様レビュー
映画を観た後で読んだが、主人公の政とおさだの馴れ初めの詳細や十人の罪人たちの掘り下げが映画よりもしっかり描かれていて、映画とは違う見方で楽しめた。一方で「殺陣のシーンは映画の方が映えたな(当たり前だけど)。」という感想も浮かんだ。
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書店で見かけて、冲方丁の時代小説なら面白いかなと手に取る。 が、よくよく見ると映画のノベライズ版とのことで、純粋な冲方小説ではないことが判明。 戊辰戦争の奥羽列列藩同盟と新政府軍との戦いが舞台。 新発田藩の重臣たちが、自藩が戦禍に巻き込まれぬよう画策する中で、陽動としてフェイク...
書店で見かけて、冲方丁の時代小説なら面白いかなと手に取る。 が、よくよく見ると映画のノベライズ版とのことで、純粋な冲方小説ではないことが判明。 戊辰戦争の奥羽列列藩同盟と新政府軍との戦いが舞台。 新発田藩の重臣たちが、自藩が戦禍に巻き込まれぬよう画策する中で、陽動としてフェイクの戦を演出するという突飛な作戦を思い立ち、そしてその戦の兵士として入牢人たちを駆り出すというさらに突飛なプランで履行する。 入牢人たちは、生き延びれば無罪放免ということで大暴れ。果たして彼らの運命やいかに・・・といういかにもエンタメ的なストーリー。 もとが映画ということもあり、脚本も存在しているので、このノベライズ版も実に映像的。 冲方丁の表現がもともと映像的であることから、相性はとてもよく、文章を読んでいるにもかかわらず、映画を観ているように読み進められる。 エンタメスキーマに乗っているから、先も容易に想像ができ、滑るように読み進められ、映画を観るのと変わらないくらいの時間で読み終えられる。 そういう意味では、肩肘張らずに楽しめる良い小説だと思う。時間もとらない。 ただまあ、もともと読みやすい作家とはいえ、冲方文学を求めるという視点からすると、あまりにも軽すぎるかなと。 つまらなくない。面白い。個人的には前半女性に暴力を働くシーンなどに嫌悪感を覚えたりしたものの、全体としては爽快痛快に仕上がっているし面白いと思う。 映画もきっと面白いんだろうなと思う。 ただ、これ、別に冲方丁が書かなくてもよかったのではというくらい、文学としての印象は薄い。 いや、うん。文学じゃないからいいんだよ。いいんだ。 私が勘違いして買っただけだからいいんだ。 結論、「天地明察」は冲方文学として最高に面白かった。 あと「月と日の后」も。 そう。彼の歴史小説は面白いんだよ。 そこは伝えておきたい。
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少し評価は甘いかも知れない。 賊軍のメンバーの設定が都合良すぎる所が気になるが、ストーリーの展開が心地良く、読んでいくペースはおのずと早くなっていく。 面白かった。
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