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長谷川四郎傑作選 シベリヤ物語 ちくま文庫
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長谷川四郎傑作選 シベリヤ物語 ちくま文庫

長谷川四郎(著者), 堀江敏幸(編者)

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長谷川四郎傑作選 シベリヤ物語 ちくま文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/07/12
JAN 9784480439604

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長谷川四郎傑作選 シベリヤ物語

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商品レビュー

5

3件のお客様レビュー

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2024/12/29

アルセーニエフのデルスウ・ウザーラを読んで、面白く、また美しかったので、訳者の長谷川四郎の本を読んでみようと思い、手に取りました。 今年読んだ中で、1番好きかもしれません。 戦後、シベリアに抑留された時の話ですが、抑留された日本人の固有名詞はほとんど出てこず、"我々...

アルセーニエフのデルスウ・ウザーラを読んで、面白く、また美しかったので、訳者の長谷川四郎の本を読んでみようと思い、手に取りました。 今年読んだ中で、1番好きかもしれません。 戦後、シベリアに抑留された時の話ですが、抑留された日本人の固有名詞はほとんど出てこず、"我々"として表現されるのとが多いのに対して、出会うソ連人をはじめ、現地の人々は固有名詞で語られることが多いです。 本作品ではシベリアの抑留生活が語られていますが、抑留者から見える現地の人々の生活にもよくスポットが当たっています。章の題名も、そこで出会った人の名となっていることが多いです。 シベリアでの生活は、日本とソ連の関係の歴史的トピックだけで追っていては決して分からないことであり、その時代、そこにそんな生活があったのだと感じさせて貰いました。 抑留生活が、日常的になってしまった瞬間もあった事と察しますが、その中で良い感情も生まれた瞬間もあったのかもしれない、あって欲しいと、読んでいて思いました。本作品には、それを感じます。馬鈴薯を食べたくなるような。 戦争や抑留という主題とは別に、生活とは何なのか、ふと考えてしまう。

Posted by ブクログ

2024/11/29

「辛い」だけではないシベリア抑留の話。 そこには確かに、生活があった。 抑留されつつも、憎めないロシアの人たちが描かれていた。本の中では敵味方関係なく、同じ人間として扱われている。 宮本常一と通じるところが感じられた。人類学の本とも言えるのでは。

Posted by ブクログ

2024/07/17

シベリヤ抑留の作品を読んだのは初めてだと思う。5年にわたり、炭鉱、街路、煉瓦工場などで労働しながら抑留生活を送った著者が描いたシベリヤでの日々。 今この時期に読めて良かった。

Posted by ブクログ

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