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Q&A 共産主義と自由 『資本論』を導きに
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新日本出版社 |
発売年月日 | 2024/07/12 |
JAN | 9784406068109 |
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Q&A 共産主義と自由
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3件のお客様レビュー
夫が、共産主義の意味がちゃんと分かっていないから読んでみたいと図書館で借りた本です、私も理解していないから読んでみました。 そもそも、マルクスもエンゲルスも共産主義社会の最大の特徴として「人間の自由」を挙げていて、それを可能にする社会の在り方を追求し続けていたそうです。 学生時...
夫が、共産主義の意味がちゃんと分かっていないから読んでみたいと図書館で借りた本です、私も理解していないから読んでみました。 そもそも、マルクスもエンゲルスも共産主義社会の最大の特徴として「人間の自由」を挙げていて、それを可能にする社会の在り方を追求し続けていたそうです。 学生時代にそんな風に習ったっけ?! 現代を振り返ってみれば、資本主義のほうが時間を搾取されていませんか?!貧富の差に苦しんでませんか?! 自由な時間を取り戻し、豊かな未来社会をつくるには共産主義が一番ですよ、という内容でした。 それはわかったけど、共産主義のもと労働をすると、どうして自由時間が増えるのかそのしくみがわからなかったし、余暇を個人の趣味に使っていたら社会の発展はない気がするし、資本家に搾取されなければ、国民は自然に熱意をもって仕事に取り組む想定をしているようだけど、怠け者も続出だよねと思うし、共産主義って性善説の中で成り立つ机上の空論ばかりだなあ、という印象で終わりました。。純粋とも言う?! そうではない、ちゃんとした理論が本書にも描かれていたのかもしれないけれど、私にはこれ以上は難しくて言葉の意味も分からなくて理解できなかったです・・
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私の共産主義の知識は中学時代のまま。国が国民に仕事を与えて失業者ゼロを目指すといった感じ。 ・それなのになぜ今でも日本共産党が存在するのか ・共産主義で仕事にやりがいは得られるのか ・共産主義で技術の進歩はあり得るのか などを知りたくて本書を手にした。 結果として上記の回答は本書...
私の共産主義の知識は中学時代のまま。国が国民に仕事を与えて失業者ゼロを目指すといった感じ。 ・それなのになぜ今でも日本共産党が存在するのか ・共産主義で仕事にやりがいは得られるのか ・共産主義で技術の進歩はあり得るのか などを知りたくて本書を手にした。 結果として上記の回答は本書では得られなかった。 以下、本書で知ったこと。 ・資本主義では貧富の差が拡大するばかり ・資本家は利益を追求することしか考えていないから地球環境は悪化するばかり ⇒だから共産主義がいい ・共産主義になれば資本家に搾取されないから自由な時間が増える(自己成長に時間を費やせる) ・共産主義になれば失業者がいなくなるので生産性が上がる 書いていることは何となく理解できるが、突っ込みどころ満載。 ・自由時間が増えればアル中やギャンブル依存症が増えるでしょ ・失業しない社会ならまじめに仕事をしない人が増えるでしょ とにかく性善説が前提になっているように感じた。 また最初に「分かりやすく書いた」と記しているが、まったく読みづらい。 例 「まず利益第一主義は~~新しい社会の客観的条件をつくりだします」 「社会の客観的条件」とは何? こんな記述ばかりで5ページに1回眠たくなった。たった150ページでもさらっと読める本ではなく、学者が「教科書の内容を漢字を減らして解説しました」といった感じ。漢字だけ減らしても内容をかみ砕いてくれなければ理解できない。 また、「共産主義=自由がない」と考えていたが、本書では「共産主義こそ自由の条件である」といったことを何度も言っている。ならば働かない自由もあるの? 「分かってほしいのよ!」という熱意は伝わったが、結局7割理解できなかった。「共産主義になればどう幸せになれるのか」をバカにも分かるように書いてほしい。国民には私レベルの人間も少なからずいるのだから。
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初心者向けの政党プロパガンダ本に言うのも野暮な話だが、結論ありきで説明が粗雑。資本主義の欠陥(分配の失敗)はおっしゃる通り。資本家に富が集積し、他方で今日の暮らしもままならない労働者が多数を占める社会は誰が見たって異常だ。だからと言って進むべき道が共産主義しかないと言うのは極論に...
初心者向けの政党プロパガンダ本に言うのも野暮な話だが、結論ありきで説明が粗雑。資本主義の欠陥(分配の失敗)はおっしゃる通り。資本家に富が集積し、他方で今日の暮らしもままならない労働者が多数を占める社会は誰が見たって異常だ。だからと言って進むべき道が共産主義しかないと言うのは極論に過ぎる。何にでも裏表があるものだ。共産主義のネガティブな側面も取り上げた上で、それでもなお資本主義の修正よりマシですよ、と言わなければ信用されない。 生産手段の社会化がどのように自由時間創出に寄与するのかの説明もないし、そもそも「時間だけあってもね」と言う人は多いかも知れない。そしてソ連の失敗は社会段階が未発展のうちに共産化したからだと言うが、現在から100年前を見て「遅れていた」と判断するのはナンセンスだ。社会の発展は連続的なのだから、どこまで行けば十分かの共通理解を得ることは難しいだろう。 共産主義最大の課題は社会発展のインセンティブ設計にあると考える。生産余力を全て自由時間に変えて余暇に注ぎ込んでしまったら社会の発展はなくなる。この点では資本主義の拡大再投資システムに圧倒的な分がある。世の中にはキリギリスだけでなくアリも必要なのだ。 とは言え同党の安保、福祉政策には共感できるものが多い。この本は若い人に向けた入党勧誘が目的のようなので、敢えて難しい議論を避けている面もあると思うが、もう少し理論を肉付けした続編を期待したい。
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