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ことばが変われば社会が変わる ちくまプリマー新書463
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ことばが変われば社会が変わる ちくまプリマー新書463

中村桃子(著者)

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ことばが変われば社会が変わる ちくまプリマー新書463

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2024/07/10
JAN 9784480684875

ことばが変われば社会が変わる

¥825

商品レビュー

3.8

8件のお客様レビュー

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2024/10/25

ことばが社会に影響を及ぼし、時には社会を変えていくことについて「セクハラ」とか事例を挙げながらわかりやすく紹介・解説してくれている。何気なく使っていることばの裏にいろんな社会の状況が反映されているもんだ。 ジェンダー的な視点をかなり濃くしながら書かれていてそういうものは自分の好物...

ことばが社会に影響を及ぼし、時には社会を変えていくことについて「セクハラ」とか事例を挙げながらわかりやすく紹介・解説してくれている。何気なく使っていることばの裏にいろんな社会の状況が反映されているもんだ。 ジェンダー的な視点をかなり濃くしながら書かれていてそういうものは自分の好物のはずなんだけど、だいぶ斜め読みをしてしまった。 一番面白くて「そうか!」と思ったのは、パートナーの呼び名のこと。「ご主人」はナンセンスと思いながら自分が他人にその人のパートナーのことを言うとき「だんなさん」「奥さま」と言ってしまうんだけど、同じようになぜか「だんなさん」とか「ご主人」とか言ってしまう傾向が広く見られる。それはなぜかというと「夫」や「妻」はややへりくだり感があり、家父長制的な色合いのないうまい言い方がないんだよね。日本語においては丁寧な言い方ほど家父長制的なものと結びついてしまうということもあり。自分としては「お連れ合い」あたりかなと思うんだけど、何か舌が回りづらい感じがしてあまり口にしたことないしね。

Posted by ブクログ

2024/10/19

てっきり国語的な新書と思ってたが、LGBT等の社会問題の新書だった。 セクハラ、同性婚、LGBTQ、主人、旦那、奥さん、、、 ことばがなければ、差別を受けもやもやしても自分一人の問題で終わってしまう。 それが言葉を得ることで、訴えていいこと、と気づく。闘える。 ・・・ほんとは違う...

てっきり国語的な新書と思ってたが、LGBT等の社会問題の新書だった。 セクハラ、同性婚、LGBTQ、主人、旦那、奥さん、、、 ことばがなければ、差別を受けもやもやしても自分一人の問題で終わってしまう。 それが言葉を得ることで、訴えていいこと、と気づく。闘える。 ・・・ほんとは違う意味でも無理やり押し込むリスクはあるけど、 少なくとも弱者はそれで救われる。 そういう側面の言葉と、「主人・奥様」はまた別の問題。 私も、podcastでいい情報を提供してくれるランナー女性が、夫のことを「主人」 というのだけはもったいないなあ、という気がしていたので、納得がいく。 その女性はバリバリ仕事もしていて、独立しているのだから、「主人」なんて 言わないほうがいいと思うんだけど、、、 そういう意味を持つ言葉だ。「嫁」もそうだ。今はそういう時代じゃない。 妻でいい。 そうした、性差別に関する言葉を取り上げた新書になっていた、 第一章 「セクハラ」は社会の何を変えた? …新しいことばは新しい考え方を提案する 第二章 戦略としての「あえて」と「ラベル」 …意味をひっくり返したり曖昧にしたり 第三章 流行語「女子」がもたらしたもの …ことばの普及は思わぬもの同士を繋げていく 第四章 “girl power” はなぜズレていったのか …新しいことばに抗うかのような社会の視線 第五章 誰が意味をはがされるのか …名前を呼ぶ人と呼ばれる人のあいだの権力関係 第六章 「ルール」を優先してしまう私たち …「大谷翔平の妻」を日本のメディアは何と呼んだ? 第七章 「パートナーの呼び名問題」解決編 …「正しい日本語」を話したい気持ちをのりこえる

Posted by ブクログ

2024/10/14

言葉と社会について 具体的事例に基づいて 紹介されていて興味深い。 最後のパートナーの呼び名問題が 現在進行形でもあり、 面白かった。 男女の関係性や原理原則より 「正しい日本語」という価値観の 指摘はなるほどと思った。 言葉に潜む差別意識など これだけ鋭く気がつくのに こ...

言葉と社会について 具体的事例に基づいて 紹介されていて興味深い。 最後のパートナーの呼び名問題が 現在進行形でもあり、 面白かった。 男女の関係性や原理原則より 「正しい日本語」という価値観の 指摘はなるほどと思った。 言葉に潜む差別意識など これだけ鋭く気がつくのに この表現の問題には 気づかないのが日本語の 難しいところ ↓ 「誰かが決めてほしい」という他力本願な意識

Posted by ブクログ

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