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清張の迷宮 松本清張傑作短編セレクション 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2024/07/09 |
| JAN | 9784167922443 |

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清張の迷宮
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商品レビュー
4.5
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昭和の、それも初期の頃の話だったり。 登場人物が大正生まれだったり。 貨幣価値が数円単位だったりで、もはや時代小説の感あり。前時代的なかんじ。 そういう味わいを楽しむべきなのかな。 でも、ぶった斬られる切れ味は凄いです。 以下、ネタバレです。 もう価値観違いすぎて、よくわからなかったのが 「詩と電話」「断碑」ですかね。女性の扱いに納得がいかないというか。当時では当たり前だったのかな。 「月」とか「白い闇」は好きでした。特に「月」には爽快感すら覚えました。一推しは、と訊かれると 「天城越え」かなー。「装飾評伝」も捨てがたいの、嫌ミスっぽいかんじが。「佐渡流人行」も好きですね。非情な結末とか巻末に書かれてましたけど、基本、男がバカでセコいんですよね。そして狭量で嫉妬深い。そういう主に男にとって、受け入れがたい現実が活写されているから「非情」ってことになる。くどくどと心情を述べるようなところがないのも「非情さ」を際立たせているのかも。「天城越え」は、いわゆる叙述トリックに入るのでしょうか、やられた感の残る完璧さを感じます。 ただ、出てくる小道具が古くて。川端康成「伊豆の踊子」を読んでから読むと、いっそう興が増すそうですが。
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父の影響ですっかりファンになった松本清張。 これまたファンの北村薫さんと有栖川有栖さんが選んだ短編集、となれば読まずにはいられない! ほとんどが初めて読む短編で、読んでいて本当に楽しかった。ざわざわとするような怖さや切なさや驚きもあって、素晴らしい10編でしたー! 一昨年、...
父の影響ですっかりファンになった松本清張。 これまたファンの北村薫さんと有栖川有栖さんが選んだ短編集、となれば読まずにはいられない! ほとんどが初めて読む短編で、読んでいて本当に楽しかった。ざわざわとするような怖さや切なさや驚きもあって、素晴らしい10編でしたー! 一昨年、亡父と松本清張記念館と「時間の習俗」に出てくる和布刈神社を訪れたのは良い思い出です。
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「月」という一編を読みたくて。 月の光の中で終わる「佐渡流人行」の次に「月」を置いたのは意図的な編集でしょう。 「月」のなかの老学者がとる姿勢は斜めじゃないかな?
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