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覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮
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覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮

渡辺惣樹(著者), ジェイソン・モーガン(著者)

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覚醒の日米史観 捏造された正義、正当化された殺戮

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2024/06/28
JAN 9784198658342

覚醒の日米史観

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商品レビュー

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2024/10/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

 今回も大変充実した内容を読ませていただき、ありがとうございました。筆者お二人は個人的にも慕っております。とはいえ、この二人が並ぶと、モーガンさんの過激さが際立っていて、少し笑ってしまいました。笑笑 茂木誠さんと並びましたときは、静かな中にも激情を秘めている二人というあたり、よく似ていたものですが、この二人ですと、そうなるのかぁと。笑  カトリックはアングロ・サクソンの闘争心に歯止めをかける役割があった。組織化したあたりからおかしくなったという指摘は目から鱗でした。つまり、あれだけ残酷な戦争の歴史を辿ってきた西洋は、「あれでも”マシ"だった」のだと!カトリックの衰退とともに戦争が激化したというのは、なるほど、30年戦争であったかつてから、冷戦以降、60年以上も戦争・紛争だらけの啓蒙主義思想の時代になった様子を比較しましても、それだけ、暴力性の歯止めがなくなってしまった様子は見て取れます。単純に2倍です。つまりは二分の一に収めていたということで、なるほど、マシだったのか・・・と、驚愕です。  そこでつい、日本人はすごいなぁと言いたくなりますが、そもそも日本は地形・立地条件において、あまりにも恵まれていたということは事実でしょう。海という天然の要塞に守られ、推進力を持つ鋼鉄の船の時代になるその日まで、本土決戦に侵されるようなことはただの一度もない平和な国でしたから。  そうした恵もなく、諸外国と戦い続けなくてはならなかった西洋には、むしろ同情すらします。とはいうものの、それは狼を恐れて、異端の魔女狩りをしたり、森を焼き払ったりしたツケが来ているのであり、やはり自業自得とも思わないではないですが・・・「逢魔時」とは、元々、怪物に会うというオカルトではなく、オオカミが食欲をみなぎらせる夕暮れという、もっと生活に即した、身近な恐怖を例えたものであったことを鑑みますと、野生動物の脅威に晒されることのない現代文明の私たちが、当時のカトリックの人たちのオオカミへの恐怖を誹ることなど出来ないと私は思います。そこも含めて、やはり私は同情的です。 ※異端とされた人、魔女とされた人は、そのほとんどが、森の近郊に住む人でした。都市部に住めない人という時点で、排撃させる所以のある人であり、偏見の対象となりましたが、そもそもオオカミの側にいて生きられるということが、生理的に不気味であったのでしょう。縄文人の遺伝子を持つ私たち日本人からすれば、森は恵を与えてくれると同時に、自分を死に至らしめる恐ろしさも持っているのは当然の理解ですが、それを受けいられないほど、西洋は都市部の贅沢に早いうちから慣れてしまったのかなと考えています。便利や贅沢があまりに早いうちに訪れるのも、倫理観からすれば不幸なことなのかもしれません。実際、迫害の対象として有名であるユダヤ人は「灰色狼」と呼ばれることもあったそうです。※詳細は、GOSICK/桜庭一樹 分裂病と人類/中井久夫 参照  私も、渡辺さんと同様に、実は現在を楽観視しています。  参議院選挙のとき、参政党が一議席しか取れなかったことを、その当時は大変に惜しむ思いでおりましたが、今となっては、神谷代表一人であったからこそ、他の人たちの当選を免れたと思えます。アメリカ大統領選挙に合わせて、今現在(令和6年10月)衆議院選挙が行われている真っ最中です。今回も、思ったような芳しい成果にはならないかもしれませんが、後から振り返れば、それでよかったと思えるような運びとなるであろうことは、これまでの経験則から直観しています。人に説明できないことなので、私がそう思うという話に過ぎないのですが・・・世の中、これから明るくなっていくと思います。気づいた人が少しずつ増えていますから。あまりにも壮大な絶望に一度悲観した後、もう一度楽観する人が増えていけば、きっと大丈夫です。それこそが、どれだけ世の中が乱れ続けようとも祈りを続ける、宮中祭祀・・・天皇陛下の、日本国民の「らしさ」だと思いますから。

Posted by ブクログ

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