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失われたものたちの国
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失われたものたちの国

ジョン・コナリー(著者), 田内志文(訳者)

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失われたものたちの国

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2024/06/28
JAN 9784488011376

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4.4

7件のお客様レビュー

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2025/02/05

「失われたものたちの本」の完全な続編。 (前作を読んでいないと全く理解不能) ロンドンに住むセレスは一人で8歳の娘を育てている。ある日、娘が交通事故にあい昏睡状態になってしまう。医師の勧めで田舎のケア施設に移るが、その施設のそばに『失われたものたちの本』という物語を書いた作家の...

「失われたものたちの本」の完全な続編。 (前作を読んでいないと全く理解不能) ロンドンに住むセレスは一人で8歳の娘を育てている。ある日、娘が交通事故にあい昏睡状態になってしまう。医師の勧めで田舎のケア施設に移るが、その施設のそばに『失われたものたちの本』という物語を書いた作家の古い屋敷があって…。 主人公セレスの感じる孤独と絶望は痛々しいほど胸に迫ってきます。ただ、前作の主人公ディヴィッドが囚われた喪失感や嫉妬とはベクトルが違う感触がありました。ディヴィッドが少年だったのに対して、本作の主人公セレスは立派な大人として描かれています。前作が書かれてから17年が過ぎ、著者の思考の変遷がここに表れているように感じました。

Posted by ブクログ

2025/01/16

250116*読了 長い旅路から帰還した。セレスとおなじくへとへとである。手に汗にぎる、というよりも、心臓がきゅっとなるほどに恐ろしく、どうか救いを、と願いつづけた物語だった。激しい戦いだけが冒険じゃない。  "あらゆる読者と同じくセレスもまた読み終えたすべての本によっ...

250116*読了 長い旅路から帰還した。セレスとおなじくへとへとである。手に汗にぎる、というよりも、心臓がきゅっとなるほどに恐ろしく、どうか救いを、と願いつづけた物語だった。激しい戦いだけが冒険じゃない。  "あらゆる読者と同じくセレスもまた読み終えたすべての本によって変容し、彼女の人生そのものが読み終えた本の記録になっていたのです。" 本とともに生き、成長してきた自分にとって、そしてすべての本好きにとって、このことばは力強く響くだろう。 著者自身もそうであったように、親として我が子を想う、その他者への愛が胸のうちにあることの幸福と、それゆえのつらさをセレスを通して実感させられた。 すべての物語は読者のこころに蓄積されていくものだけれど、そのなかでも何度も思い出す大切な物語がある。本作はまさしくそれに値する。 幼少期になにかしらの物語を読んだり、読み聞かせてもらった記憶を持っている大人は多いと思う。 特に本が好きな少年少女時代を過ごしそのまま大人になった人にとって、なかでもその後、親になった人にとって、この小説は共感と感動が大きいのではないかな。 もちろんそうでないひとにも、すべてのひとにおすすめはしたい。 前作以上にわたしにとっては意味のある本だった。

Posted by ブクログ

2025/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作は見事に完結して見せていたが、そんな作品に見事に続編を生み出させてくれた作品だと思った。 主人公は娘を失われた30代の母親で、ファンタジー世界にはそぐわない人物のように思える。 だが、彼女もまた誰かの娘であり、愛情を注ぐ対象のいる母親であり、現実を生きる冒険者なのだ。 一つ蛇足の感想を。 フロリダはお風呂から離脱する、ではなくお風呂のため離脱する、です。

Posted by ブクログ