その猫の名前は長い
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その猫の名前は長い

イ・ジュへ(著者), 牧野美加(訳者)

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その猫の名前は長い

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 里山社
発売年月日 2024/06/21
JAN 9784907497217

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商品レビュー

4

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2024/12/22

繊細な手つきで人の感情を描き出した短編集でした。 手術中に外へ飛び出した魂のかたちになった女性が過去を追憶する表題作の「その猫の名前は長い」では、じわりと描き出されてくる過去にあった感情の切なさが余韻を残します。 「誰もいない家」では離ればなれになった夫婦の感情の交差と、妻の真...

繊細な手つきで人の感情を描き出した短編集でした。 手術中に外へ飛び出した魂のかたちになった女性が過去を追憶する表題作の「その猫の名前は長い」では、じわりと描き出されてくる過去にあった感情の切なさが余韻を残します。 「誰もいない家」では離ればなれになった夫婦の感情の交差と、妻の真意があらわになるラストが鮮やか。「花を描いておくれ」では不幸な境遇にありながらも闖入者の行動により一歩踏み出した少年の心根のまっすぐさと祖母への愛情が心に響きます。そして、軽やかなタイトル通り、とてもさわやかな読後感の「春のワルツ」が一番大好きな作品です。柔らかな愛情とユーモアにくるまれた、幸せを感じられる物語。寒い冬にこそ読みたい、そんな物語でした。

Posted by ブクログ

2024/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編集9篇 日本もそうだけど韓国でも女性が軽く見られ男性と比べて不当な扱いをされてきた女の生きにくさ閉塞感がどの短篇にも溢れている。 コロナで現れた女の友情の崩壊を描いた「わたしたちが坡州に行くといつも天気が悪い」、1年に一度日本にいる恋人に会いに行く社長が切ない表題作、3人の素敵な母親のいる「春のワルツ」が好きだった。

Posted by ブクログ

2024/09/13

表題作はある冴えない女性の人生の話。社長との関係や噂、家族の話がどう帰着するのか。全体的に漂うのは抑圧された女性とその中にある幸せやどうにもならない雰囲気。私たちは単純ではなく簡単には分かり合えない、そんな気がする物語。

Posted by ブクログ