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鑑識写真係リタとうるさい幽霊 ハヤカワ・ミステリ文庫
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鑑識写真係リタとうるさい幽霊 ハヤカワ・ミステリ文庫

ラモーナ・エマーソン(著者), 中谷友紀子(訳者)

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鑑識写真係リタとうるさい幽霊 ハヤカワ・ミステリ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2024/06/19
JAN 9784151861512

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鑑識写真係リタとうるさい幽霊

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商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2024/10/31

タイトルと少しポップな表紙でもう少し明るいコメディ的な話かと思ったら。がっつりシリアスだった。怖い。 まぁ殺された幽霊が取り付くんだからそりゃそんな明るい話にはならないのか。 鑑識撮影の彼女がなんともブラックもブラックな環境で働かされているのもつらいけど、パワハラも酷くてさらに...

タイトルと少しポップな表紙でもう少し明るいコメディ的な話かと思ったら。がっつりシリアスだった。怖い。 まぁ殺された幽霊が取り付くんだからそりゃそんな明るい話にはならないのか。 鑑識撮影の彼女がなんともブラックもブラックな環境で働かされているのもつらいけど、パワハラも酷くてさらにつらい。育っている環境もなかなかにシビア。そりゃあおばあちゃんも心配するよなぁ…。貧乏がさらに物事を悪化させていくというのはどこの国も一緒なのかもしれない。負のスパイラルってどうやったら抜け出せるんだろう。まぁそんな話ではないのですが、そんなことも考えさせられました。

Posted by ブクログ

2024/10/11

タイトルや装丁のイメージだと、殺された幽霊と悶着しながら事件解決を図るミステリものっぽいのですが、読んでみるとその要素はとても薄く、主人公の幽霊が見えて「しまう」リタの複雑な半生と、死が傍にリアルにいることの辛さが前面に出た作品でした。 コミカルさはほぼなくて、幽霊もほんと「う...

タイトルや装丁のイメージだと、殺された幽霊と悶着しながら事件解決を図るミステリものっぽいのですが、読んでみるとその要素はとても薄く、主人公の幽霊が見えて「しまう」リタの複雑な半生と、死が傍にリアルにいることの辛さが前面に出た作品でした。 コミカルさはほぼなくて、幽霊もほんと「うるさい」という感じで……、ミステリとしては一つの証言でさくっと解決していくので付け足した要素のようにも感じました。 彼女に死んだ者が否が応にも寄り添ってくるために、救えなかった親しい死者への想いや苦しみがいつまでも割り切れない、そういった辛さは克明に描かれていたので、ミステリ要素を入れずにその方面で描ききってくれても良かったかなと個人的には思いました。

Posted by ブクログ

2024/09/21

最初は、鑑識課の写真係のリタの非常に細かな現場の撮影とその解説から始まる。 その後は、死を恐れるナバホ族の出身のリタ。 「幽霊が見え、話すことができる」という彼女の能力はナバホ族にとっては受け入れることはできない。その辛い経験と事件の展望が、カメラの種類で各年代、事件の順にフォー...

最初は、鑑識課の写真係のリタの非常に細かな現場の撮影とその解説から始まる。 その後は、死を恐れるナバホ族の出身のリタ。 「幽霊が見え、話すことができる」という彼女の能力はナバホ族にとっては受け入れることはできない。その辛い経験と事件の展望が、カメラの種類で各年代、事件の順にフォーカスされる展開が気に入りました。 リタが撮影を担当した事件展望は主に終盤に進んでいく。押しの強い幽霊に脅されながら、徐々に真相に迫っていく。 彼女の能力を受け入れてくれる友人や隣人。能力は受け入れなくても支えてくれる祖母やその祖母の友人、押しの強い幽霊に助けてもらいながら、解決していく姿がよく、面白かった。 リタの考え方が最後に少し変わったため、次作も読んでみたいと感じました。

Posted by ブクログ

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