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暁の報復 創元推理文庫
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暁の報復 創元推理文庫

C.J.ボックス(著者), 野口百合子(訳者)

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暁の報復 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2024/06/19
JAN 9784488127176

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暁の報復

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商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2024/09/16

これで彼はおとなしく収監されて 終わりなのか? 不安あり。 来年は2作品が翻訳出版される由、 楽しみに待ちたいと思います。

Posted by ブクログ

2024/08/05

『ジョーに恨みを抱くあの男が出所。自分と家族を守れるのか――?』 帯にある文字を見て、まず思ったのは「え、誰のこと?」だった。 「あの男って、誰?」 シリーズ17作目である。 17作目にもなると、主人公ジョー・ピケットを恨む人など 色々いて当然なわけで、シリーズを読んでいる読...

『ジョーに恨みを抱くあの男が出所。自分と家族を守れるのか――?』 帯にある文字を見て、まず思ったのは「え、誰のこと?」だった。 「あの男って、誰?」 シリーズ17作目である。 17作目にもなると、主人公ジョー・ピケットを恨む人など 色々いて当然なわけで、シリーズを読んでいる読者だって、 「誰?」 となって、当然なのだ。 シリーズ15作目『嵐の地平』に出てきた男が「あの男」である。 では『嵐の地平』を読んでいたほうがいいのか? というと、いきさつはこの『暁の報復』に全部書いてある。 だから、いきなりこの『暁の報復』を読んでも問題はない。 ただ、「やっぱり詳しく知りたいな」 「『嵐の地平』も楽しみたいな」 そう思う人は『嵐の地平』を先に読むことをおすすめする。 シリーズを1冊読むと夢中になる人は多く、結局は次々と読み出す人が多いのだから、読んでおいてなんの障りもないのだけれども。 シリーズの魅力は「現代版西部劇だから」につきる。 主人公ジョー・ピケットの、不器用だけどまっすぐな生き方を、読者は「いいな」と思ってしまうのだ。 妻を愛し、娘たちを愛し、友達を大事にし、仕事には熱心にとりくむ生き方に、読者は皆「いいな」と思わざるをえない。 猟区管理官なのに、知事に違反切符を切り、なぜか死体をみつけ、いつの間にか事件のただなかにおり、 車をこわしてしまう仕事ぶりに、読者は苦笑しつつもワクワクしてしまう。 「この話では、ジョーはどう死体に遭遇するんだろう?」 「ジョーはどう事件にからむんだろう?」 「ジョーはどう車を壊すんだろう?」 作者C・J・ボックスにひとつ聞いてみたいことがある。 シリーズの流れや行くつく先を考えているかということだ。 シリーズは全10巻で構成されて、こういう流れで進んでいく。 1巻ごとの話はこんな感じで、シリーズを通しての謎はこんな感じで・・・・・・と、話の始めに作者が考えていそうなシリーズものはある。 それは面白い。 けれども、このジョー・ピケット・シリーズについては、私は、作者はあまり考えていないのではないかなと感じる。 読んでいて感じるのだ。なんというか・・・・・・ライヴ感というものを。 え、この人死んじゃう? この人ここで登場? この人ここで退場? 人の行き来や、物事の巡り合わせに、驚くことが多いのだ。 シリーズ1冊目『沈黙の森』は、作者はシリーズ化を考えずに書いたという。 あれよあれよという間に人気が出て、現在、本国アメリカでは25巻(日本では17巻)も続き、ドラマ化までされているのだ。 シリーズ化を考えずに書いた流れのままに、ジョー・ピケット・シリーズはライヴ感をもって、流れや行き着く先を、考えずに書かれているのではないかなあと、読みながら勝手に想像している。 私にとって、ジョー・ピケット・シリーズはこれだ。 「ライヴ感のある現代版西部劇」 ファンのみなさん、喜んでほしい。 ジョーの盟友、ネイト・ロマノウスキは元気だ。 もう彼は指名手配犯ではなく、仕事も順調で、おかげでちょっとお疲れのようだが、ジョーと動いているときにはいきいきとしている。 そして、なにより一番大事のは、相変わらず格好いいことだ。 そして、ミッシーも出てくる。 ジョーの愛妻メアリーベスの母である。 私は彼女のファンではないし、むしろ嫌いなのだが、シリーズを通してのこの悪役(ヴィラン)が出ると、話が面白くなることは否定できない。

Posted by ブクログ

2024/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ジョー・ピケット猟区管理官シリーズ第十六弾。 何度もこのシリーズに登場し、 何度も危ない目に遭いながらも生き延びて来たフォーカスが、 とうとう殺されてしまう。 「嵐の地平」で刑務所送りになった元ロデオ・チャンピオンが、 自分の家族の死や四肢麻痺の原因だと思っているジョーに復讐しようとしている、 という伝言を残して。 赤外線装置の画面を通して、殺人現場を目撃した幕開けも恐怖だったし、 コミュニティ・カレッジに通い始めたエイプリルの家に衝撃者が現れ、 同居人が間違われて刺されたのも怖かったが、 何と言っても恐ろしかったのは、義母ミッシーの登場だ。 元チャンピオンの弁護士の妻として現れる。 猫なで声で娘と孫娘たちを豪邸に招き入れる狙いは何なのか。 ジョーが支給車を駄目にしてしまうのはいつものことだが、 今回は官舎である自宅にグレードアップ。 放火されてしまった。 馬と犬が犠牲になってしまいかわいそうだった。 面白かったのは、飾ってあったエルクの剥製が袋角の状態であり、 狩猟シーズン前に狩りを行ったことを見抜いたジョーが、 静かに脅して相手から情報を得た場面。 相変わらず手助けをしてくれたネイトは、前作の仕事で容疑を抹消され、 タカ狩りサービスの会社を軌道に乗せていた。 忙しすぎるぐらいに。 そして、新しい州知事がジョーに接触してきた。 彼はジョーが何でも屋ではないことをまだ知らない。

Posted by ブクログ

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