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境界の扉 日本カシドリの秘密 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2024/06/13 |
JAN | 9784041139264 |
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境界の扉 日本カシドリの秘密
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商品レビュー
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6件のお客様レビュー
事件の背景がやや複雑で混乱した。クイーンにはままあることだが。 謎の紐解きについては、なぜ気がつかなかったかと目から鱗の展開ばかりで流石といったところ。また国名シリーズではないだけあってエラリーの人間性が強く出てきているほか、エラリー視点ではない描写が多くあった。お馴染みの飯城勇...
事件の背景がやや複雑で混乱した。クイーンにはままあることだが。 謎の紐解きについては、なぜ気がつかなかったかと目から鱗の展開ばかりで流石といったところ。また国名シリーズではないだけあってエラリーの人間性が強く出てきているほか、エラリー視点ではない描写が多くあった。お馴染みの飯城勇三氏の解説まで含めて面白かった。 なによりKADOKAWAさん、エラリー・クイーンの新訳を出してくれて本当にありがとうございます… 正直『中途の家』で国名シリーズ終わりと締められてしまってもおかしくなかったので感謝しかない。昔に訳されたきりのものは手を出しにくいので、越前氏の新訳が手に入る幸せを噛み締めつつ読みました!今後とも刊行よろしくお願いいたします!
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おわー!いつの間に新訳でていたのですか!喜び勇んでレジへGO。 昔の作品なのでもちろん仕方ないけれど、日本の認識が少々おかしくて逆に新鮮な気持ち(笑)。トリックはいつも通りサッパリわからずでしたが、今作は心情の面のインパクトが強かったな…。全然似てないのですが、少しだけYの悲劇を...
おわー!いつの間に新訳でていたのですか!喜び勇んでレジへGO。 昔の作品なのでもちろん仕方ないけれど、日本の認識が少々おかしくて逆に新鮮な気持ち(笑)。トリックはいつも通りサッパリわからずでしたが、今作は心情の面のインパクトが強かったな…。全然似てないのですが、少しだけYの悲劇を思い出したり(本当全然似てません笑)。ヒロイン目線の語りが多い、警視vsエラリー、日本のオモシロ認識、などなど、いつもとは違った雰囲気のエラリーシリーズでした。 新訳また出てほしいなぁ。何卒よろしくお願いします。
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二年半前に旧訳で読んでいて、ブクログにこんなことを書いている。 「ヒロインをめぐっていろんなタイプのイケメンが登場するところも本作の特徴。ああ、じゅうぶん魅力的でしたが、越前訳ならもっと彼らのことを好きになれたかもしれないってことですね…。」 →なんと、実現した!ありがたや〜。...
二年半前に旧訳で読んでいて、ブクログにこんなことを書いている。 「ヒロインをめぐっていろんなタイプのイケメンが登場するところも本作の特徴。ああ、じゅうぶん魅力的でしたが、越前訳ならもっと彼らのことを好きになれたかもしれないってことですね…。」 →なんと、実現した!ありがたや〜。 惚れた腫れたがないと探偵小説ってのは進まないものなのかねえ、と言いたくなるところもあるが、その面での本作におけるエラリーは冷静さを保っていてとても良い。 ヒロインの嬢ちゃんは非常にヒロイン然としており、映像化する際にはとにかくその時の人気若手女優さんをあてて、彼女が魅力的ならこの作品は成功!という作戦でいきたい(いきたい?)。窮地に陥った時に「あなたたちなんて怖くないわ!」とクイーン警視に噛みついたシーンが良かった。警視役の大御所俳優と思いっきりやり合ってほしい。そのシーンのメイキングや撮影後のインタビュー映像まで目に浮かぶ(重症)。 また、シリーズ全般を通して実は密かにプラウティ医師も好きなんだよなあと改めて自覚。出番は少ないがいつも忙しなく慌ただしく、大事なことを乱暴に言って軽口叩いて去っていく(まあ検死官だし)。三谷作品に出てくる浅野和之さんみたいなイメージ。 このようにわりと類型的なキャラクターの登場人物たち、そして日本庭園、キモノ、お茶などあちらからしたら異国情緒あふれる要素、そしてみんな大好き密室トリックも含め、全体的に魅力がわかりやすい。事件の背景や真相はもちろん悲劇的なのだが、エンタメ作品らしい明朗さがあった。 しかしラストは、ミステリーの哲学の迷宮に足を踏み入れて途方に暮れてしまったような、不穏な予感に包まれて幕を閉じる。締めるところは締める、軟派なだけじゃない。
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