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境界の扉 日本カシドリの秘密 角川文庫
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境界の扉 日本カシドリの秘密 角川文庫

エラリー・クイーン(著者), 越前敏弥(訳者)

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境界の扉 日本カシドリの秘密 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2024/06/13
JAN 9784041139264

境界の扉 日本カシドリの秘密

¥1,320

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

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2024/06/28

国名シリーズではないが、かつては国名シリーズの一部と見られ、その後外された作品の新訳が登場。この作品はスルーされたのかな?と思っていただけに、新訳で出て嬉しい。ちなみに、初読(旧訳で読もうか悩んでいるところだった) 当時のやや間違った東洋に対する見方が興味深い。ヒロインの視点を入...

国名シリーズではないが、かつては国名シリーズの一部と見られ、その後外された作品の新訳が登場。この作品はスルーされたのかな?と思っていただけに、新訳で出て嬉しい。ちなみに、初読(旧訳で読もうか悩んでいるところだった) 当時のやや間違った東洋に対する見方が興味深い。ヒロインの視点を入れ女性読者を対象にしたストーリーの進行は、この時期ならではの新たなチャレンジを感じる。最後の最後である行動を起こし、思い悩むエラリーはその後の作品群へと通ずるものがある。 巻末の解説で、原題”The Door Between”のTheがイタリック表記されている点に触れられているが、冠詞のTheに関する本をちょっと前にチラ見した事も思い出し、ためになりました。

Posted by ブクログ

2024/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

待ち侘びて待ち侘びていた、エラリークイーン新訳!Amazonさん、発売日に届けてくれてありがたい。 今作はヒロイン的立ち位置の登場人物の視点が主となり、事件とは必然性の薄い三角関係が読者サービスのように盛り込まれ、どこか座りが悪く感じる。(そのことで作品を楽しめる層が増えると思うので、好みの問題です) それを差し引いても、話の半ばで被害者の人物像が反転し事件の捉え方が変わることや、真犯人の事件への関わりの方の妙に感嘆。 エラリーは探偵としてはどこか潔癖で、数学的に謎を解いて開陳するだけでは満足せず、「犯人はその責をどう負うか」まで追及する。 最後の一文にもあるように、神の役割に手を伸ばしてしまったその居心地の悪さが、以降の作品での悩めるエラリーに繋がっているのかもしれない。 現代に生きていて、57年ぶりという新訳が読めた幸せに感謝。 訳者の越前さんにはどうかご健康で今後も訳していただきたい、、!養命酒とか贈りたい気持ちでいっぱいです。

Posted by ブクログ

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