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列をなす棺 論創海外ミステリ318
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列をなす棺 論創海外ミステリ318

エドマンド・クリスピン(著者), 宮澤洋司(訳者)

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列をなす棺 論創海外ミステリ318

定価 ¥3,080

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 論創社
発売年月日 2024/06/11
JAN 9784846023898

列をなす棺

¥2,475

商品レビュー

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2024/06/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

 映画の出演が決まってとても喜んでいた女優の娘が突然自殺してしまった。そして、なぜか彼女の部屋と持ち物が家探しされており、身元の手がかりとなるような物が持ち去られていた。自殺であることは目撃証言もあって確実なのだが、彼女が自殺した理由を知られたくない誰かがいるのか。  たまたまその映画、アレキサンダー・ポープの伝記映画の企画に参画していたため撮影所に通っていたフェン教授は、知り合いの警部に協力して事件にかかわることになる。そして、事態の推移と共に、ポープの「一族郎党不意の復讐にみまわれ、棺が列をなしその門を囲む。」という詩の文言がフェンの脳裏に浮かぶのだった。     という話なのだが、今回フェン教授にハンブルビー警部は逐一の連絡はせず、フェンの出番はあまり多くないし、その特長と言われるドタバタのファルス的要素もない。偶然の事情から犯行に出くわした登場人物の一人が、暗闇の中犯人を追跡する、それをまたフェンが追いかけるといった場面が、スリルのあるヤマ場と言えようか。  なお、解説ではクリスピンについて多角的に語られていて、とても参考になるのだが、その翻訳作品が現在ではほとんで流通しておらず読むのが難しくなっているので、本作品自体についての少し詳しい解説があっても良かったのではないかと思います。

Posted by ブクログ

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