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初夏ものがたり ちくま文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2024/06/10 |
| JAN | 9784480439550 |
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初夏ものがたり
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商品レビュー
4
21件のお客様レビュー
酒井駒子さんの挿絵に惹かれて手に取りました。 あの世の人と、この世の人が出会う物語。 『ツナグ』を連想しました。 出会いの場面をセッティングするタキ氏が行なっているビジネスとはどんなものなのかにも興味が湧きました。
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1980年刊行の『オットーと魔術師』収録作品を、酒井駒子の挿絵を加え2024年に発行。初夏の雰囲気たっぷりに一晩の不思議な体験をする4話構成のファンタジー作品。酒井駒子の絵もどこか涼やかで、これは夏の今読むべき!と(まんまと)思わされた。 初めての山尾悠子作品だったが、あま...
1980年刊行の『オットーと魔術師』収録作品を、酒井駒子の挿絵を加え2024年に発行。初夏の雰囲気たっぷりに一晩の不思議な体験をする4話構成のファンタジー作品。酒井駒子の絵もどこか涼やかで、これは夏の今読むべき!と(まんまと)思わされた。 初めての山尾悠子作品だったが、あまりに読みやすいので驚いた。それもそのはず、巻末の解説によると作者が若い時の作品であり、女の子向けの雑誌に掲載され、しかも一晩三十枚のペースで書いたという。難しいところも無いので、スッと世界に入っていけて最後までしっかりと面白いので、ファンタジー好きな人にはお勧めします。新しくはない作品だが、空気感は今でも楽しめると思う。 1997年に世界幻想文学大賞を獲ったジェフリー・フォードの『白い果実』の翻訳者は3人いた。その一人が山尾悠子で、供訳者の金原瑞人、谷垣暁美が日本語訳で翻訳したものを山尾文体でリライトするという贅沢なものだった。『白い果実』は残虐非道の数々が巻き起こるが、幽玄な美しい情景が浮かぶ不思議な読書体験だった。山尾悠子の名は松岡正剛の千夜千冊でも「日本のファンタジーといえば、稲垣足穂と山尾悠子」と書かれていた。 そんな骨太なイメージだったので恐る恐る読んでしまった。でも入り口としては良かったのかもしれない。もっと他の作品も読んでみたいと(まんまと)思わされた。
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日本が誇る伝説的幻想作家、山尾悠子の初期作品。 絵本作家の酒井駒子が挿画を手掛けている。しかも美しいカラーで。 日本人ビジネスマンのタキ氏なる人物が死者と生者を仲介して会わせるというもの。 そのそれぞれの4つの案件(?)が描かれている。 個人的には山尾悠子作品はその後の作品の...
日本が誇る伝説的幻想作家、山尾悠子の初期作品。 絵本作家の酒井駒子が挿画を手掛けている。しかも美しいカラーで。 日本人ビジネスマンのタキ氏なる人物が死者と生者を仲介して会わせるというもの。 そのそれぞれの4つの案件(?)が描かれている。 個人的には山尾悠子作品はその後の作品のほうが好きではあるのだが、優しくノスタルジックな本作も良かった。 初夏である今に読めて良かったかも。図らずも作品内日時と同じような日時に読んでいて妙にテンションが上がったりした。
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