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若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある 実業之日本社文庫
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若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある 実業之日本社文庫

田中啓文(著者)

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若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある 実業之日本社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 実業之日本社
発売年月日 2024/06/07
JAN 9784408558912

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若旦那は名探偵 七不思議なのに八つある

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商品レビュー

3.4

7件のお客様レビュー

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2025/12/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

目次 ・猪(しし)はどこに行った ・黙って座れば殺される ・七不思議なのに八つある 時代劇なのにミステリというのはたまにあるけれど、時代劇なのに倒叙ミステリというのは珍しいのではないだろうか。 大阪の大店の若旦那である伊太郎は、家業どころか働くことがそもそも大嫌いで、母親からお小遣いをもらっては、何十両ものお金を湯水のように使い、父親から勘当される。 せっかく勘当されたので、エンタメ花盛りのお江戸へと出奔する。 道中にかかる費用は得意の三味線で稼ぐのだが、これは仕事ではないので(?)、面倒がらずに門付けなどを行い、そこそこいいお金をいただいてくるのである。 で、知り合いの岡っ引きの家に転がり込んだ後は、居候を決め込んで、母親からのお小遣いが届けば遊び歩き、なければ日がな一日ゴロゴロ過ごし、居候というのに大飯を食らってはお金を一銭も入れることなく、暇をもてあそんでいる。 あんまり暇なので、伴次の後をついて事件現場に乗り込んでは、邪魔にされながらも名推理で事件を解決していくのだ。 たぶん実際にあったら絶対に嫌いになるタイプの若旦那こと伊太郎。 可笑し楽しく暮らしたいのはいいとして、それができる環境への感謝がなく、居候先に一銭のお金を渡しもしないで、お小遣いは自分のためだけに使う。 好きになれんわ~。 でも、憎めない愛嬌もあるのである。多分。 そして、確かに名推理を披露するし、そこは論理的ではあるのだけれど、彼は多分事件の本質をつかむ嗅覚に優れているのだ。 なんで人の心の機微に敏感なのに、周囲の人には傍若無人なのか。 わからん。 最初の二つの事件は、成り行きとはいえ自分勝手な理由で殺人を犯したわけで、無事犯人を捕まえてよかったね、という話だが、最後の事件は成り行きだし自分勝手ではあるけれど、そもそもの始まりが孝行のためだったので、このまま下手人としてしまうのはかわいそうだなあと思っていた。 これが現代を舞台にした作品なら、きちんと罪を償って出直してきなさいと思うところだが、時代劇だからなあ、社会福祉も未整備だし、なんとかお目こぼしを…と思っていたので、結果には大満足。 いいところあるじゃん、若旦那。 しかしこの作品、この先シリーズになるのだろうか。 なってもおかしくないキャラクターだけど、最終的に家業を継ぐ、なんてことはなさそうだし、ずっと伴次の家で居候しているのも芸はないし、どうするのが良いのだろう。

Posted by ブクログ

2025/02/25

田中啓文の書くキャラは いつも憎めないし、好きになっちゃう。 今回も楽しく読んだ。 本所七不思議のゲームを少し前にやったので、 こんな発端ならちょっと可愛いなと。

Posted by ブクログ

2024/10/16

道楽が過ぎて勘当された大坂の若旦那が江戸にやってきた。親旦那に恩義を感じていた岡っ引きの判次にたまたま出会い、押しかけ居候と相成り、判次にくっついて歩く内に事件の謎解きに目覚め、勝手な調べをして探偵まがいの推理で落着させてしまう。図々しくて自分勝手な調べを道楽者の若旦那だが、人と...

道楽が過ぎて勘当された大坂の若旦那が江戸にやってきた。親旦那に恩義を感じていた岡っ引きの判次にたまたま出会い、押しかけ居候と相成り、判次にくっついて歩く内に事件の謎解きに目覚め、勝手な調べをして探偵まがいの推理で落着させてしまう。図々しくて自分勝手な調べを道楽者の若旦那だが、人としての情を忘れていない面もあり、なかなか憎めないキャラなのである。若旦那の探偵ぶりをもっと見たくなる一冊。

Posted by ブクログ