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私の猫
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私の猫

十文字青(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 書肆imasu
発売年月日 2024/06/06
JAN 9784909868138

私の猫

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商品レビュー

3.3

3件のお客様レビュー

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2025/03/20

登場する人たちは、誰も「まっとう」に生きていない。でも、こんなふうに生きる人たちがいる、そのことが、ときに読み手を強く抱きしめる。 装丁がとてもすてき。

Posted by ブクログ

2025/02/03

お薦めとの事で、友人が貸してくれたので読んだ。 音楽を志し、札幌市内の路上で毎晩歌をうたっている大学生の「僕」、音楽を諦めて小説家をしている「自分」、猫を溺愛していた偏屈な父について語る「私」…。陰に日向に、そこにはいつも猫の姿がある。 連作短編集のような趣の(似てはいるが同...

お薦めとの事で、友人が貸してくれたので読んだ。 音楽を志し、札幌市内の路上で毎晩歌をうたっている大学生の「僕」、音楽を諦めて小説家をしている「自分」、猫を溺愛していた偏屈な父について語る「私」…。陰に日向に、そこにはいつも猫の姿がある。 連作短編集のような趣の(似てはいるが同じ世界線というわけでもない)作品内で描かれる若者たちの姿に、読んでいて少し胸苦しさを覚えた。自分はもう失ってしまった十代後半から二十代前半の頃の甘くて苦い、特別な時間がそこに流れているからだろうか。 辛酸を舐めながら続ける自堕落な日々にふと垣間見える優しい光景や、汚い物で埋まった場に刹那の美しさが閃くような時、なんとなく戦前の好きな文学作品を読んでいるような気分になる。 2025.2.2読了

Posted by ブクログ

2024/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 私小説?・・・的な掌編か。  著者作品は初めて。  「父と猫」「199981999」「愛はたまらなく恋しい」と、表題作「私の猫」の4編が収録されている。  表題作に合わせたか、どの作品も猫が出てくる(「愛は~」には出ないか)。  北大、ストリートミュージシャン、妹、というのが、何作かに共通して出てくる。    ので、ある程度、自身の実体験をベースにしたお話だと拝察。 (Wikiに、“デビュー前はストリートミュージシャンをした経験があり”とあるし)  書き下ろしの「19981999」がなかなかの力作で、半グレの自暴自棄な暮らしが、生々しく綴られていた。  己の命も軽んじるかのような生き方だけど、事故ってボロボロの身体で、 「餌、やらないと。死ぬしな、猫……」  少し休もう。  そのうち立ち上がれる。  部屋に戻って、猫に餌をやろう。  あとのことはそれからでいい。  と、ある。  普段、かわいがってもいない自分の家の猫のことを思い出すラストがいい。猫の存在が、彼の「生」への未練を繋ぎとめている。  「愛は~」の、しおんといちおの、幼馴染の純愛、たわいもない会話が美しい。  「私の猫」の二人の会話も、可笑しい。 「うっせえんだよ、馬鹿。マジで死ね。呪われて死ね。死ぬ前に墓に入ってから死ね」 「何、その独創的な死に方。やめてよ。苦しそうだし。怖いって」 「まあ、職業に貴賤はないって、おれは思ってるしね」 「あんたは無職だけどね」  ポンポンと畳みかけるような、リアルな会話…… のような気がする。自分の周りには、こんな口調で話す人間はいないが、今どきの若者は、こんなテンポ、言葉遣いで話すのかなと思わせる。  “ライトノベル作家の中でもかなりの速筆家”とのWiki情報もあり。  ペンの速さが、会話のテンポを生んでいるのかもしれない。

Posted by ブクログ

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