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人は、なぜ他人を許せないのか? 新版
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | アスコム |
| 発売年月日 | 2024/06/05 |
| JAN | 9784776213543 |

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商品レビュー
3.5
26件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分は教条的なところが多分にあり、日々辛い毎日です。 交通ルールや歩きスマホ・タバコなどが許せず、イライラしています。 で、このタイトルに惹かれて読みました。 内容は詰まっています。著者の他の本を読んだことがないので、使い回しなどはわかりませんが。 なんか、文字ポイントの大きさと行間の広さが今風なのだなあと思いました。 昔の岩波や新潮文庫とはかなり違います。 私の知りたいポイントは最終章まで行かないと得られませんでした。それも数ページ。 それまでが延々とその周辺情報。もちろん、有益な情報なので、それはそれで良いのですが。 どうもここのところ、AIにサマリーを作らせたり、SNSのタイパ重視の情報だったりに毒されているようです。 私の正義中毒は例示されているものとはかなり乖離があるようですが、参考にはなりました。 ・興味のない本を敢えて読む。 ・反対の価値観の人の著書を読む。 ・いつもと違う道を選ぶなど、常に刺激を与える。 ・メタ認知を鍛える。 ・思い込み、レッテル貼りをしないことを意識する(これが自分には一番当てはまる) 以上のことなどで前頭前野の衰えを防ぐことが重要。 自分は結構、保守とリベラルのバランスは取れている方だという自覚はあります。 内容は良いのですが、章を細分化しすぎている嫌いもあり。 もう少しまとめてもらったほうが、自分は理解しやすい。あまりにもぶつ切れな印象が。 読みやすさを考慮されているとは思うのですが。
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脳の構造的に人間誰しも正義中毒になる可能性はある、ということを頭に留めておくのは大切な視点だなぁと思った。 「連帯する」「助け合う」という美しい精神は「はぐれ者を排除する」という感情と表裏一体で切り離せなくて、だからこそ自分の中の正義中毒を自覚しないまま生きるのって怖いことだなと...
脳の構造的に人間誰しも正義中毒になる可能性はある、ということを頭に留めておくのは大切な視点だなぁと思った。 「連帯する」「助け合う」という美しい精神は「はぐれ者を排除する」という感情と表裏一体で切り離せなくて、だからこそ自分の中の正義中毒を自覚しないまま生きるのって怖いことだなと思う(視野が狭かった若い頃、自分もやらかしてたなぁ……反省)
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「我こそは正義だ」と確信した瞬間、人は簡単に正義中毒に陥る。この本は、その“脳の仕組み”を静かに解きほぐしながら、なぜ私たちは他人を許せなくなるのかを、科学の視点から照らしてくれる。 怒りや不満が湧くとき、そこには必ず脳のクセがある。そのクセを知ることは、自己防衛ではなく、自分...
「我こそは正義だ」と確信した瞬間、人は簡単に正義中毒に陥る。この本は、その“脳の仕組み”を静かに解きほぐしながら、なぜ私たちは他人を許せなくなるのかを、科学の視点から照らしてくれる。 怒りや不満が湧くとき、そこには必ず脳のクセがある。そのクセを知ることは、自己防衛ではなく、自分の人生と社会全体にとってのプラスになるという指摘が印象的だった。 多様性を狭めた集団は短期的には成功するが、進化の歴史では滅びていく──この視点は、正しさを振りかざしたくなる衝動に静かなブレーキをかけてくれる。 そして鍵となるのはメタ認知。怒りが湧いた瞬間に一呼吸置き、「今、自分は正義中毒の症状が強くなっている」と気づけるかどうか。その小さな“気づき”が、他者を許すための最初の足場になる。 さらに、前頭前野は加齢で萎縮するという事実。だからこそ、合理的思考や客観的思考を日常的に使い、自分を振り返る余裕を持つことが、脳を老いから守るトレーニングになるという指摘は、静かに胸に残った。 ネットはツールにすぎず、知的偏食を加速させるのか、予防に使うのかは結局、使う側の意識次第。この言葉は、現代を生きる私たちへの警告でもある。 最後に心に残ったのは、「人間は永遠に完成しない」という前提に立つこと。自分や他者の愚かさを“人間だから仕方ない”と受け止めること。その柔らかさこそが、正義中毒から自由になるための道なのだと感じた。
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