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いまだ成らず 羽生善治の譜
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2024/05/27 |
JAN | 9784163918495 |
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いまだ成らず 羽生善治の譜
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
将棋は生身の人間が人生を賭けて勝負しているからこそ、様々なエピソードが生まれ、それらも含めて魅力的なコンテンツであり続けていると思った。 それぞれのエピソードは羽生さんとの対局を通じて、対戦相手側にスポットを当てた構成になっているが、どの棋士も将棋への向き合い方や背景にあるものが違っていて、面白く読めたし、純粋に将棋が強くなりたいという気持ちが強く感じられ、心を揺さぶられた。
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『嫌われた監督』の著者による羽生善治ルポ。 『嫌われた監督』がすごく良かったので、こちらも読んでみた。とても読みやすく、一気に読んでしまった。 本人よりも周囲の人物を描くことで、結果的に主題となる人物を浮き上がらせる手法は、『嫌われた監督』と同じ。ただし、今回その手法が成功して...
『嫌われた監督』の著者による羽生善治ルポ。 『嫌われた監督』がすごく良かったので、こちらも読んでみた。とても読みやすく、一気に読んでしまった。 本人よりも周囲の人物を描くことで、結果的に主題となる人物を浮き上がらせる手法は、『嫌われた監督』と同じ。ただし、今回その手法が成功しているかというと、微妙な気がする。 理由はいくつかあって、 ・『嫌われた監督』が良すぎて、どうしても比較してしまう。 ・羽生さんは比較的オープンな人で、考え方や人柄が知られているので、驚きが少ない。(個人的に元から将棋や棋士にそれなりに関心があって、予備知識があるからという要素はある。) みたいな感じ。 どちらかというと本書の主役は、羽生さんと戦ってきた棋士たちの方だと思える。悪い言い方をすると「羽生善治被害者の会」って感じだけど、皆、羽生さんと戦う中で自分の将棋を見つめ直し、悩みながらも前に進むもうとする。その姿には胸が熱くなるものがあり、さすが歴戦のスポーツライターが描いているな、という感じでとても良かった。
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落合博満のノンフィクション『嫌われた監督』で知られる著者が、将棋をテーマとした作品。羽生善治自身よりも、羽生と相まみえた天才棋士たちが、羽生とどう苦闘し、どう変わっていったのかが、主に描かれている。臨場感のある群像劇。
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