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コロナ禍と出会い直す 不要不急の人類学ノート
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房 |
発売年月日 | 2024/05/27 |
JAN | 9784760155651 |
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コロナ禍と出会い直す
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
コロナ対策が過剰であったという主張自体はわかるのだが、その論理の元となる「医療人類学」「文化人類学」が、私にはどうにも理解しにくかったです。 人類学・社会学等に縁遠く来てしまったかな、と反省。
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この本を通じて、私はコロナ禍での日本社会の対応が、どれだけ多くの混乱や不確実性を生んだかを再確認しました。県外リスクの指摘やアクリル板の設置、さらには国民の気の緩みが感染拡大を招いたという論調など。様々な対策や指導が行われましたが、それらが果たしてどれほど有効だったのか。 日本人...
この本を通じて、私はコロナ禍での日本社会の対応が、どれだけ多くの混乱や不確実性を生んだかを再確認しました。県外リスクの指摘やアクリル板の設置、さらには国民の気の緩みが感染拡大を招いたという論調など。様々な対策や指導が行われましたが、それらが果たしてどれほど有効だったのか。 日本人がそのような状況下で、身体的に「基本だ」とすり込まれた行動様式は、理論や合理的な考えが入り込む余地を失わせ、感情や不安に基づく対応が優先されるようになったのではないかと感じました。 さらに、「あなたの無自覚な行動が人を殺す」というフレーズが、まことしやかな説得力があり、戦時中の日本国民の感情と重なる部分があると感じました。戦後生まれの私に、「戦争の何がわかる」と言われるかもですが、この本を通じて、同様の状況が繰り返されていると誤認かもですが、そう感じられました。 私自身の心の持ち方や社会への対応について深く考えさせられ、プロローグに記されている「名誉心を装った虚栄心が生み出す言葉の凄惨さ」という言葉は、現代社会が抱える問題を見事に表している。この本全体がそのテーマに集約されていると、これも誤認かもですが、そう感じました。
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基本的に医学の論理が人の思考行動規範に良くも悪くも多大な影響を与えてしまったコロナ禍を、人類学の眼差しから見つめ直す重要性はわかるし、問題意識も概ね合意できる。 一方で、緊急事態宣言を雨乞いの儀式に準えて「感染にも降雨にも周期性があり、〜周期に合わせて儀式を行えば、すなわち宣言を...
基本的に医学の論理が人の思考行動規範に良くも悪くも多大な影響を与えてしまったコロナ禍を、人類学の眼差しから見つめ直す重要性はわかるし、問題意識も概ね合意できる。 一方で、緊急事態宣言を雨乞いの儀式に準えて「感染にも降雨にも周期性があり、〜周期に合わせて儀式を行えば、すなわち宣言を発出すれば、それら周期に人間が関わったという実感を作り出すことができる」という指摘はあまりにも視点が一面的すぎて少し辟易した。 失敗の本質を安易に引用して当てはめるには、特に政治と専門家側から見た像を無視しすぎている
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