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男はなぜ孤独死するのか 男たちの成功の代償
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晶文社 |
発売年月日 | 2024/05/24 |
JAN | 9784794974198 |
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男はなぜ孤独死するのか
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
誤字はっけーん⭐︎(16p2行目)したので一瞬萎えたが(「男はに活力があり…」→「男には活力があり…」)、全体として納得はでき面白い内容だった。 しかし本質的には社会進出を果たした女性にも関係のある話だろうので、男女問わず読んでいただきたいものである。 あとは会社にのみ人生を捧げないこと、規則正しく健康的な生活をすること、知人や友達とちゃんと連絡を取り合いたまには会うこと…。 仕事が忙しくてね、と言い訳にして後回しにしたツケは、ある程度の年齢になったところで一気に襲いかかって来るのである。
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男性の孤独に対する解決策は、「毎日、誰かに電話をかける」「同窓会をする」「睡眠を規則的にとる」「自然とつながる」とのこと。
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男性は基本的に女性より人間関係が貧しく孤立しがちである。 男性も子供の頃はすぐ友だちを作れる。しかし成長するにつれ友情を維持するのに努力が必要なことを忘れる。 「一人前の男」は自立心が強く、問題が起きても他人に助けを求めず自分一人で解決し、弱音を吐かない、弱みを見せない…社会から...
男性は基本的に女性より人間関係が貧しく孤立しがちである。 男性も子供の頃はすぐ友だちを作れる。しかし成長するにつれ友情を維持するのに努力が必要なことを忘れる。 「一人前の男」は自立心が強く、問題が起きても他人に助けを求めず自分一人で解決し、弱音を吐かない、弱みを見せない…社会から押し付けられる「男らしさ」のイメージに洗脳されている面がある。困っていて大丈夫じゃないのに、手を差し伸べてくれる人に「大丈夫」と答えて助けを拒んでしまうような。 また男性は社会人になると社会的地位や金を求めるようになる。そうなると他人は競争相手になるから基本的に人間関係は悪くなりがちである。仕事がうまくいっているときは同窓会に参加するが躓くと来なくなる、そんな男性が身近にいたりしないだろうか。男はプライドの生き物なのかも。 自立心、地位や金へのこだわり、人間関係は何もしなくても維持できるという「甘ったれた」考え方、これらが男性を孤独にする原因だと著者は述べる。男性が努力せずとも人間関係を維持できると考えてしまうのは彼らが人生の中心を仕事に置いていて、組織に所属していれば何もせずとも同僚や部下や上司と人間関係を築けるからだろう。毎日の会話や飲み会など。ただそれはあくまでビジネス的な関係であるから定年退職すると職場という居場所と人間関係の両方を同時に失い、しかも仕事ばかりで住んでいる地域や昔の友人と親しく付き合うことをしてこなかったから途端に孤独に陥ってしまう。そして会社員としてではなく個人として他者と交流することを何十年もしてこなかったから今更どう他人と仲良くなればいいのか、その仕方を忘れてしまっている。プライドの高さも人との接触を難しくする。 女性の方が大人になってからも人間関係を維持するための努力をし続けるし、よく喋ってコミュニケーションをとるし、困っているときは助けを求められる傾向にある。 孤独のリスク。 怒りや攻撃性が増す(そのせいで周囲から嫌われますます孤独になる)。 心臓病、がん、脳卒中のリスクが高くなる(過度の喫煙やアルコール摂取と同等レベル)。 睡眠で疲労回復しづらくなる。 自殺の危険因子。 脳を劣化させる可能性がある。 一方で他人とつながっている実感は、自分の能力を信じられ、苦難があっても乗り越えられるとポジティブに考えられるようになる。 対策。 自然と接触する。 動物や木に触れるなど。景色を眺めるだけでもいい。 毎日誰かに電話して会話する。 規則正しい生活を送る。よく眠り、運動習慣をもつ。 タイトルに孤独死とあるが、孤独死そのものについてというより男性が孤独に陥る原因について述べている。人間はみないつか死ぬ。一人で死ぬ。それは当たり前のことなので殊更孤独死という強い言葉で恐怖を煽るような風潮には疑問がある。言葉がよくない。単独死、単身死ではダメか? 自分は友だち0人の独身中年である。 自分としては孤独死よりその前提となる衰えや通院や入院や手術などの際に、それらを全部一人で対処せねばならないことに不安と重荷を感じる。例えば手術入院となったとき、年老いた体で、入院の手続きをすべて自分でやり、一旦家に帰って必要な荷物を用意して、また病院へ戻り、手術の不安と一人きりで向き合い、入院中は誰も見舞いにこないから退屈で、慰めの言葉をかけてくれる人はなく、手術がうまくいって退院できても帰るのは誰も待っていない家、「よかったね」とは誰からも言われない。そして手術で衰えた体でまた一人生活していかねばならない…。 いや〜、想像しただけできついっす。 でもこれ、確実に俺に訪れる未来なのだ。 本書で示される対策を実践して自然に触れたり規則正しい生活をしたって病気になるときはなるし死ぬときは死ぬし、電話をかける相手なんていないし。 自分はこの先孤独に耐えられなくなったら、宗教の集まり(カトリックなどの伝統宗教で大規模なところ)に参加する、犬を飼う、を対策として考えている。
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