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Timer 世界の秘密と光の見つけ方
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Timer 世界の秘密と光の見つけ方

白石一文(著者)

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Timer 世界の秘密と光の見つけ方

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 毎日新聞出版
発売年月日 2024/05/27
JAN 9784620108728

Timer

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商品レビュー

3.3

14件のお客様レビュー

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2026/03/07

この世界は揺れるゴンドラ。 パリは、パリのことを知りたいと本を開いた時初めてそこにパリがある。 "あなた自身が世界なのだ。この世界は、あなた自身がすべてを作り出したものなのだ。これは、あなたの偉大な作品なのだ。" 「新しい領域のエネルギー」によって稼働...

この世界は揺れるゴンドラ。 パリは、パリのことを知りたいと本を開いた時初めてそこにパリがある。 "あなた自身が世界なのだ。この世界は、あなた自身がすべてを作り出したものなのだ。これは、あなたの偉大な作品なのだ。" 「新しい領域のエネルギー」によって稼働し、89歳までの健康長寿を保証する装置、Timerが発明された世界。 哲学もりもりの白石さん節フルパワーで、あと残りページが少なくなってきてるのにどうやって終わらせるんだこれは…と思うタイプの作品でした。(終わらなかった) 世界には『ほんとうに親しいものの死』と『自分の死』の二つしかないというのはわかる気がした。 そして不老不死を得ると自分の死はないし、〝ほんとうに〟親しいもの、も存在しなくなる。長い時の流れの中でほんとうに親しかったもの、になってしまうから。

Posted by ブクログ

2025/08/29

なぜそう思ったのかは分からないが、最初はこの作家のエッセイかなと思って読みはじめたら、小説と分かり、題名からして認知症になりつつある主人公のわずかな余生みたいな話なのかなと思ったら、SF小説だった。 ずっと面白かったのだけれど、哲学的な話でもあって結構一気に読み進めたのだが、最後...

なぜそう思ったのかは分からないが、最初はこの作家のエッセイかなと思って読みはじめたら、小説と分かり、題名からして認知症になりつつある主人公のわずかな余生みたいな話なのかなと思ったら、SF小説だった。 ずっと面白かったのだけれど、哲学的な話でもあって結構一気に読み進めたのだが、最後は何だかよく分からなかった.残念。

Posted by ブクログ

2025/05/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近勝手に白石一文週間をやっているんだけど、これはちょっと荒唐無稽すぎた。設定は近未来。地球規模の人口増加と高齢化の問題を克服するために、科学者が「Timer」という装置を発明し、それを心臓(?)に埋め込むことで、人は89歳までは健康に生きることができる(それによって医療費が抑制できる)。が、それ以上は生きることは許されない。 Timerをつけるかどうかは本人の考え(倫理観)によるが、つけなければならない理由を審査してもらう仕組みになっている。 主人公の「僕」はtimerをつけておらず、いつ死ぬかはわからない。年相応に老いていっている。伴侶のカヤコは年上だが、Timerを装着しており、若々しく健康なままだ。しかし、あと数年で死ぬことは確定している。 この小説は、もうすぐ死ぬカヤコが、Timerの発明者である博士とその研究について調べ、Timerを外すことはできるのか、Timerが予定通り作動して自分が「死」を迎えたとき、自分はどうなるのかを追求しようとする物語。 Timerの仕組みそれ自体が、ありえない設定だとは思ったけど、「命の期限が決められたとしたら…」というテーマは、小説としてもちろんアリだ。 でも他にも、「新しい領域のエネルギー」とか、荒唐無稽すぎる設定が多すぎた。 未来の世界では、家畜の豚が、人間に対する怒りをため込んでいきなり爆発。そんな事象が確認されて、それを新エネルギーとして利用することにした、とか。で、人間はもう牛肉や豚肉は食べずに、大豆由来の代替肉を消費するようになっている。 実際にこの世界が、100年後の未来にどうなっているか全く予想できないけど、ちょっとあり得なさすぎるかなと思った。 医学や生命科学ももっと進歩するだろう。人は死ぬ時期を選べるかもしれない。寿命が延びることで、少子高齢化は加速するだろう。しかし医学の進歩で健康なまま長生きできれば、社会保障制度は維持できるかもしれない。生殖医療も進歩するだろう。子どもを望む夫婦は、好きなタイミングで子どもをもうけることができるかもしれない。しかしそもそも、そんな世界で「子どもをもちたい」と思わなくなっているかもしれない。 白石一文が一番書きたかったのは、「この世界は揺れるゴンドラ」という部分かもしれない、とも思った。私たちは一つ一つのゴンドラ。それ以外は「背景」でしかない。認知しなければ、それは「ない」のと同じこと。パリは「パリに行きたい」と思って初めて「パリ」になる。例えば江戸時代に鎖国下にあった日本の人にとっては、「パリ」なんてないのと同じこと。意識して初めてその世界は出現する。 最近パラレルワールドを描いた作品もけっこう読んだので、頭が混乱してきたよ笑。でも、たしかにそうかも、と思いました。

Posted by ブクログ