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言論統制 増補版 情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 中公新書2806
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2024/05/22 |
| JAN | 9784121028068 |
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言論統制 増補版
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
この本を読んでいる間に参議院の選挙がありました。選挙期間中、そして選挙結果に覚える心のざわめきと本書の描く昭和になる前後から日中戦争、太平洋戦争に突入までの社会の空気がなにかシンクロしているようで非常に強い読書体験になりました。トマ・ピケティ「21世紀の資本」を読んだ時、戦争が社...
この本を読んでいる間に参議院の選挙がありました。選挙期間中、そして選挙結果に覚える心のざわめきと本書の描く昭和になる前後から日中戦争、太平洋戦争に突入までの社会の空気がなにかシンクロしているようで非常に強い読書体験になりました。トマ・ピケティ「21世紀の資本」を読んだ時、戦争が社会格差を解消するイベントである、という指摘に動揺したを覚えています。本書を読んで戦争だけでなく軍隊も階層格差を平準化を可能にする装置として存在していたのだと感じました。第一章の始めに記載された松本清張「紙の塵ー回想的自叙伝」の「ここにくれば、社会的な地位も、貧富も、年齢の差も全く帳消しである。みんなが同じレベルだ」という言葉が象徴する持たざるものの能力発揮が主人公の鈴木庫三の希望であったのだ、と思います。自身の圧倒的な勤勉さによる努力による人生デザインは陸軍内では陸大出身者「天保銭組」に対する対抗心、出版界においては既得権を持つ人々への指導として一貫しているのでした。平等に対する信念が社会主義的なものに近づいていきましたが、本人は全くそこには無自覚な純粋さ…組織の外では反発され、組織の中では浮いてしまう、そんな人物に光を当てた著者の長年の研究に尊敬を感じます。(増補版あとがきは研究活動のバックヤードとして必読です!)鈴木庫三が「国防国家」のために目指した「教育国家」が戦争の勝利を必要としなかったという結語も心に刺さります。そしてそれが現代の問題であることも。それにしてもメディアの戦争責任回避策としての歴史の改竄問題も極めて考えさせられるテーマでした。リアル、フェイクはデジタル時代に生まれたわけではないのです。
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情報版は ページ数が582ページであり、増補前は437 ページであったので150ページ近く増えている また、人名索引が追加されている。 鈴木庫三の情報官 としての活躍について書かれていて、面白い 鈴木庫三が陸軍省情報局報道班において、44歳から48歳までの4年弱であり、鈴木の人...
情報版は ページ数が582ページであり、増補前は437 ページであったので150ページ近く増えている また、人名索引が追加されている。 鈴木庫三の情報官 としての活躍について書かれていて、面白い 鈴木庫三が陸軍省情報局報道班において、44歳から48歳までの4年弱であり、鈴木の人生70年全体の中では15分の1にもすぎない。 鈴木は、陸軍軍人であり、克己心、自律心に優れ、自ら常に自己研鑽を重ね、自分に厳しく、 そして、教育を受けることができなかった 一般兵士の部下大衆のことを、常に考え、戦前日本の国防国家、教育国家を構想した。 都会の出版社や大学において、特権的に自己の仕事のことだけを考えられた恵まれた和辻哲郎や出版人に対して、小作人や一兵卒としての経験を持つ、鈴木が、個人主義的、社会への貢献が不十分である、とみなしたのも十分に理由のあることである。 本書を読んで改めて思うことは何よりも、マスメディアや小説家などの自己保身、利己主義の体質である。 もはや、反論するすべを持たない人間に対する罵詈雑言を捏造するマスメディアの言論人の自己弁解、自己に都合よく事実を書き換えようとする、自分の利益を最大化しようとするマスメディアや小説家の厚顔無知さである。これは2024年の現在でも変わらない。
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自分達はそんなことしないはずという認知バイアスのもとで仕立て上げられた人物像に、本人の言葉より迫るものであった。どこでも同じことが起きてきた歴史があり、今現在も起きていることを意識しなければならない。
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