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ひらがなの世界 文字が生む美意識 岩波新書2017
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2024/05/21 |
| JAN | 9784004320173 |

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商品レビュー
3.7
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「高野切」や三色紙(「寸松庵色紙」「升色紙」「継色紙」)の内容をもとに、和歌の世界にある修辞技法「掛詞」のように、かなの書にも一字レベルの「掛字」、一筆レベルの「掛筆」があるのだという自論を展開する一冊。ひらがなの書において時折見かける文字の欠落や重複を「技法」とする主張なのだが、書道門外漢の私ながら「そうだったのかー!」とはならず、腑に落ちていない。 昔は紙が貴重品だったというし、(かなの書ではないけれども)王羲之の「蘭亭序」にある書き損じがそのまま写されて遺されていたりする例などを思うと、「昔の書の文化では、書き損じに寛容だった」と言われた方がすんなり納得できたりする(というか、私自身がそういった認識でいたので、「技法」という整理の仕方からは、今までの認識を上回る納得感がなかったということ)。
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ひらがなというと学校で習ったあのひらがなであり、漢字を崩して書いたところから生まれたというイメージくらいしかなかったのだが、その歴史の先に深くて豊かな世界が広がっていることを教えてくれる1冊。適当なあて字だろうと思っていた万葉仮名の漢字の選択にも意味があることだったり、写し間違え...
ひらがなというと学校で習ったあのひらがなであり、漢字を崩して書いたところから生まれたというイメージくらいしかなかったのだが、その歴史の先に深くて豊かな世界が広がっていることを教えてくれる1冊。適当なあて字だろうと思っていた万葉仮名の漢字の選択にも意味があることだったり、写し間違えの脱字だと思われていた所に意味があったりといろいろと興味深いひらがなの世界が広がっていた。日本史が苦手な人でも楽しく読めるだろう良書だと思う。くずし字読めるようになりたいなぁ。
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文字は単に言葉を表す道具ではなく、言葉は文字と共にある。「掛筆」「掛字」「隠字」「併字」「葦字」など現代の常識書からいえば誤字脱字にしか思えない書法を、書家の目から実例に沿って具体的に解説している。日本の文字はその内容を書き残すという機能だけではなく、書という芸術表現なのだという...
文字は単に言葉を表す道具ではなく、言葉は文字と共にある。「掛筆」「掛字」「隠字」「併字」「葦字」など現代の常識書からいえば誤字脱字にしか思えない書法を、書家の目から実例に沿って具体的に解説している。日本の文字はその内容を書き残すという機能だけではなく、書という芸術表現なのだということを再認識させる。(世界の他の文字も多かれ少なかれそういうものかもしれないが・・)
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