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ミシンと金魚 集英社文庫
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ミシンと金魚 集英社文庫

永井みみ(著者)

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ミシンと金魚 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2024/05/21
JAN 9784087446456

ミシンと金魚

¥550

商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

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2024/06/30

カケイさんは認知症。昔のことは鮮明に思い出せる。継母に殴られ、働き先では搾取され…大変なことばかりだった。それでも人生の終盤になって、大切なことに気づく。読んでいて切なかったです。

Posted by ブクログ

2024/06/30

⚫︎感想 認知症のカケイさん視点で書かれた一冊。介護される側の視点や洞察は、著者が元ケアマネだからこそリアリティをもって書けたのだろう。読むのが苦しかったが、目を逸らすことはできない現実感と、幸せな人生だったと呼べる人生にするには、自分で幸せだと思えることを意識して日々送ることが...

⚫︎感想 認知症のカケイさん視点で書かれた一冊。介護される側の視点や洞察は、著者が元ケアマネだからこそリアリティをもって書けたのだろう。読むのが苦しかったが、目を逸らすことはできない現実感と、幸せな人生だったと呼べる人生にするには、自分で幸せだと思えることを意識して日々送ることが大切だと改めておもった。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 認知症を患うカケイは、「みっちゃん」たちから介護を受けて暮らしてきた。ある時、病院の帰りに「今までの人生をふり返って、しあわせでしたか?」と、みっちゃんの一人から尋ねられ、カケイは来し方を語り始める。 父から殴られ続け、カケイを産んですぐに死んだ母。お女郎だった継母からは毎日毎日薪で殴られた。兄の勧めで所帯を持つも、息子の健一郎が生まれてすぐに亭主は蒸発。カケイと健一郎、亭主の連れ子だったみのるは置き去りに。やがて、生活のために必死にミシンを踏み続けるカケイの腹が、だんだん膨らみだす。 そして、ある夜明け。カケイは便所で女の赤ん坊を産み落とす。その子、みっちゃんと過ごす日々は、しあわせそのものだった。それなのに――。 暴力と愛情、幸福と絶望、諦念と悔悟……絡まりあう記憶の中から語られる、凄絶な「女の一生」。

Posted by ブクログ

2024/06/29

カケイさんの語りはフッと吹き出してしまうユーモアがあっておもしろいおばあちゃん。と思っていたけど、中盤からカケイさんの人生がどんどん明るみになるに連れて一人の女性の人生を知る読書になった。 最終的に、わたしも人生を終える時には一言「しあわせだった」と言えるように自分なりに一生懸命...

カケイさんの語りはフッと吹き出してしまうユーモアがあっておもしろいおばあちゃん。と思っていたけど、中盤からカケイさんの人生がどんどん明るみになるに連れて一人の女性の人生を知る読書になった。 最終的に、わたしも人生を終える時には一言「しあわせだった」と言えるように自分なりに一生懸命生きたいと思う。 どんな人にも、それなりの背景があってそれは比べるものでなく、唯一無二のものなんだと気づかせてもらった。

Posted by ブクログ

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