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中間小説とは何だったのか 戦後の小説雑誌と読者から問う
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文学通信 |
| 発売年月日 | 2024/05/22 |
| JAN | 9784867660515 |

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中間小説とは何だったのか
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
なぜこの本に辿り着いたか?本の内容についてではないですがちょっと面白いので備忘としてメモしておきます。先ずは昨年の秋、新聞書評欄で宮部みゆきが『コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く』を取り上げていました。アシモフの『黒後家蜘蛛の会』シリーズの設定を現代に持ち込み…というところ...
なぜこの本に辿り着いたか?本の内容についてではないですがちょっと面白いので備忘としてメモしておきます。先ずは昨年の秋、新聞書評欄で宮部みゆきが『コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く』を取り上げていました。アシモフの『黒後家蜘蛛の会』シリーズの設定を現代に持ち込み…というところに惹かれ速攻読了。その「あとがき」に『黒後家蜘蛛の会』だけでなく都筑道夫の『退職刑事』の影響を受けたことが書かれていたので、それを早速図書館で取り寄せて読んでみました。その文庫本の法月綸太郎の「解説」がこれまた出色なのですが、それは置いておいてこの短編シリーズの初出が「問題小説」「小説新潮」「小説CLUB」という雑誌であったという説明に触れ、急に「中間小説誌」というジャンルがあったことを思い出し、キーワード検索したら本書を発見した、という次第です。実は近々、出版社でそういう雑誌の編集をしていた人と食事をするので、なんかすごいタイミングでした。で、内容も非常に面白いものでした。小説というコンテンツをそれが掲載されるメディアによって分析するという視点に意表を突かれました。そして舟橋聖一、丹羽文雄、松本清張、山田風太郎、遠藤周作、五木寛之と人気作家の流れを通して純文学、大衆小説、中間小説、というジャンル分けから「小説はエンターティメント!」という自認が生まれてくる過程が社会史にもなっている思いました。今、主流になっている女性の書き手たちへの流れも繋げて考えてみたいです。
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昭和20年~40年にかけて流行した「中間小説」という小説群が、それをとりあつかう「雑誌」とともに誕生し、市場が成熟していく流れを追う。 安吾の「不連続殺人事件」が掲載された「日本小説」をはじめ、現在も刊行が続いている「小説新潮」「オール讀物」「女性セブン」等々、当時の純文学と大衆...
昭和20年~40年にかけて流行した「中間小説」という小説群が、それをとりあつかう「雑誌」とともに誕生し、市場が成熟していく流れを追う。 安吾の「不連続殺人事件」が掲載された「日本小説」をはじめ、現在も刊行が続いている「小説新潮」「オール讀物」「女性セブン」等々、当時の純文学と大衆文学の「中間」とされてきたこれらの雑誌の立ち位置や、柴錬、山風、清張といった流行作家の書く中間小説的な時代物についての分析など、どの論考も面白かった。
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