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2004年のプロ野球 球界再編20年目の真実
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2024/05/16 |
JAN | 9784103527329 |
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3.5
6件のお客様レビュー
プロ野球2リーグ制の危機。近鉄とオリックスの合併。新規球団楽天の参入。経営難のダイエーとナベツネの存在。 今こそ明かされる20年目の真実。
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当時プロ野球を見始めた頃で小学生だったため記憶はなんとなくしかなく大人になった今当時どのような状況だったのか知りたくなり読みました。 様々な詳細を知るとこができ満足な内容です。
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今から20年前の2004年、プロ野球は大きな転換点を迎えました。6月、近鉄とオリックスが合併を構想していることが公けになります。直後、堀江貴文氏のライブドアが近鉄球団を購入したいと表明。7月に西武 堤義明氏が「もう一組の合併が進行中」と発表。にわかに10球団1リーグ構想まで浮上し...
今から20年前の2004年、プロ野球は大きな転換点を迎えました。6月、近鉄とオリックスが合併を構想していることが公けになります。直後、堀江貴文氏のライブドアが近鉄球団を購入したいと表明。7月に西武 堤義明氏が「もう一組の合併が進行中」と発表。にわかに10球団1リーグ構想まで浮上しました。その中で、選手会がオーナーと話がしたいと表明した時、巨人オーナー渡辺恒夫氏が「たかが選手が」との発言、にわかに選手会=善、オーナー=悪との論調が拡がります。そしてついに9月選手会による史上初のスト。ストを終える協議の後、ロッテ瀬戸山氏から求められた握手に、それを拒んだ古田氏の映像も印象的でした。そしてライブドアの参入検討中に、にわかに浮上した楽天の新規参入。そしてそれらと並行してダイエーがソフトバンクに身売りを発表、と僅か6か月の間に、プロ野球が消滅してしまうのではないかと思えるほどの大きなうねりがありました。 本書は、当時の関係者(特にオーナーや球団社長)に、当時の発言や関係者との話し合いを時系列を追って、上記の複雑な事態の推移がいかに進んでいったのかを辿るノンフィクションです。プロ野球を題材にしたノンフィクションですが、球界再編が主題なので、プレーする選手や試合を掘り下げるのではなく、あくまでも各球団フロントがどう動いたのか、を克明に描いています。 当時、新聞やテレビのニュースで、関係者の証言の一部しか報道されない状況で、本当はどういう思惑が蠢いたのか、本書が明らかにしています。改めて当時の球界が、良くも悪くも巨人=渡辺恒雄氏 にいかに依存していたのか再認識できました。著者は特定の個人や団体の立場に肩入れせず、あくまでニュートラルな立場で当時の状況を追っているので、当時の状況を知る貴重な資料として読めるノンフィクションだと感じました。
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