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王墓の謎 講談社現代新書2745
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2024/05/16 |
JAN | 9784065358122 |
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王墓の謎
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
なかなか面白い着想の問いかけだと思うのだけれど、決定的なモノがあんまり説明出来てなくて、結局説明出来てるのかなんなのか分かりにくかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ピラミッドや始皇帝陵、そして日本の古墳といった巨大な王墓はなぜ誕生したのか。一昔前のステレオタイプな考え方では、絶大な権力者であった専制君主が亡くなった際に、その栄光を永久に示し続けるためのモニュメントとして、奴隷的な労働と何十年にもわたる歳月をかけて造られたという説が主流だった。 近年になって(グレーバーの『万物の黎明』等)、王という存在が決して専制的に権力を保持していたわけではなく、洪水や戦争といった災難に対して自己犠牲的に神への祈りを捧げ、その祭壇としての王墓が災害が激甚化するにしたがって巨大化していった説が出てきている。 また王墓に副葬品として埋められる貴金属などの装飾具についても専制君主の経済力を示すというよりも、むしろ権力の集中を防ぐためにインフレ対策として財産を没収していたという新たな見解が示されている。 筆者は長く国立博物館の学芸員を勤め、とくに奈良の古墳などに詳しい立場にある。日本の古墳時代にいきなり巨大な王墓が出現し、それが衰退していった理由を長年追い求めてきた中で、従来の学説を翻すのは勇気の要ることなのかもしれない。
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ピラミッド、墳丘等の王墓について新たな観点を提唱する本。つまり王墓が王の権力を誇示するためのもの、平民や奴隷がそのために酷使されたという定説に根拠が薄いことを示す。 そもそもは王の定義、あり方、実体に関わる。権力者ではなく、単なる施政者とか。
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