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ネットはなぜいつも揉めているのか ちくまプリマー新書458
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2024/05/10 |
| JAN | 9784480684837 |
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ネットはなぜいつも揉めているのか
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ネットはなぜいつも揉めているのか
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商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
【感想要約】 誰もが抱く疑問を起点に、ネット上の対立を社会構造から読み解く理論は示唆的。ただ射程が広く入門書としては通読しにくく、関心分野を見定めるための出発点として有益だと感じた。そして何よりネットが本来持つ"多様性を肯定する力"への想いに強く共感する。 ...
【感想要約】 誰もが抱く疑問を起点に、ネット上の対立を社会構造から読み解く理論は示唆的。ただ射程が広く入門書としては通読しにくく、関心分野を見定めるための出発点として有益だと感じた。そして何よりネットが本来持つ"多様性を肯定する力"への想いに強く共感する。 【内容】 著者自身の炎上経験を導入に、ネットにおける炎上の実態と炎上を誘発する背景を示す。それは、現代社会にもともと存在していた承認欲求の競争、道徳的優位をめぐる葛藤、注意経済と結びついた感情動員といった力学がソーシャルメディアによって可視化・増幅された結果、より過激な対立や分断が生じやすくなっている、というものである。本書ではネットの多元的影響を示す数々の興味深いテーマが提示され、対象とする範囲もメディア論にとどまらず政治論、社会論、道徳哲学論と幅広い。 印象に残ったのは下記6点。 1.道徳的権力を巡る、"被害者"になろうとする競争 2.メディアの意見産業化("怒り"の資本主義化) 3.対立意見同士で「レッテル貼り」を繰り返すことによる建設的な議論環境の崩壊 4.「不寛容な寛容社会」化(過度に快適化された社会において迷惑行為が過度に否定され忌避される社会)、それによるマスメディア批判とマスメディア側の変化 5.過激な反対意見によりかえって思想が先鋭化する逆説的エコーチェンバー効果とそれを補強するフィルターバブル 6. 多数派が批判回避のため沈黙することで議論空間が可視的少数者に占有され、その少数派内部でも"沈黙の螺旋"が働き意見が先鋭化する「二つの沈黙」 ソーシャルメディアにおいては、世界を単純化してしまう圧力とそれに抗する多様で複雑な世界の側面を見せる力の両者がせめぎ合っていると筆者は指摘し、後者の力の可能性への期待を示している。そのためには、ネット上において個々人が単純化の圧力に流されて否定的意見や感情の増幅に加担するのではなく、今その人にしか出来ない体験や実感を発信することの重要性を説く。 【感想】 「ネットはなぜいつも揉めているのか」という誰しもが思う疑問を起点に、日常感じる疑問や矛盾に対する納得性の高い数々の示唆に富む理論を筆者は提示する。筆者の豊富な知識と構成力により文章的繋がりは保たれているものの、あまりにも対象とする範囲が広いためややとっ散らかっている感は否めず、入門書としては通読理解がやや難しく感じられた。本書一冊を通してメディア論の入門書として理解するよりは、興味深い数々の理論の中から特に理解を深めたいテーマを見つける、政治学、社会学まで含めた"興味のあるテーマを見つけるカタログ"と位置付けるのが適切に思われた。 本来ネットは従来の権力者中心の政治、歴史著述やマスメディアでは拾いきれない個々の多様な意見や想いを可視化できる、すなわち複雑な世界を複雑なままに記録し保存できる可能性のあるツールである。本書で示されるように、そこには分断や感情的対立といった負の作用も確かに存在する。しかし、それでも本来ネットが持っている「多元性を肯定する可能性」を信じる筆者の楽観を、私もまた信ずるものである。
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ネットやSNSという言論空間の持つ特性や人の思考行動の傾向に基づいて、ネットの弊害と思われるような現象がなぜ起きやすいのかを構造的に分析している。 個別の事案についての善悪などの価値判断については時代の変化や読み手の考え方にも依るので、著者の意見とピッタリ合うとは限りません。 ...
ネットやSNSという言論空間の持つ特性や人の思考行動の傾向に基づいて、ネットの弊害と思われるような現象がなぜ起きやすいのかを構造的に分析している。 個別の事案についての善悪などの価値判断については時代の変化や読み手の考え方にも依るので、著者の意見とピッタリ合うとは限りません。 ですが、問題を構造的に捉えて切り口を示してくれているので、問題の読み解き方を身に付けられる=ネットリテラシー本という位置付けかと思います。 ちくまプリマー新書から出ているのとそういう事ですかね。 以下メモ。 被害者になりたがる。 相手は公正な世界にいて自分は不当に不利益を被っていると捉える人は、相手側の人間が被害者であることを認めたがらない →「差別はたいてい悪意のない人がする」(キム・ジヘ)にも似た視点。 エコーチェンバーにより自身の考えに凝り固まっていく、は誤り?という主張。 異なる立場の極端な意見に触れたときに、自身の意見も先鋭化するという研究あり。 ↑ バックファイア効果には否定的な研究も、あるんだっけ?
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SNSのユーザーでなくとも、SNSと無関係ではいられなくなった今日の状況。落としどころがないネットコミュニケーションの特質。対立する双方が被害者意識。寛容で礼儀的な社会だから裏でつぶやく。複雑な世界を複雑なまま見せようとする力と、世界をより単純にしようとする力のせめぎ合い。 な...
SNSのユーザーでなくとも、SNSと無関係ではいられなくなった今日の状況。落としどころがないネットコミュニケーションの特質。対立する双方が被害者意識。寛容で礼儀的な社会だから裏でつぶやく。複雑な世界を複雑なまま見せようとする力と、世界をより単純にしようとする力のせめぎ合い。 なぜ揉めているの?こうだからだよ、が簡単にわかるかと思ったのですが、なかなか難しい。社会も、メディアのあり方も、使い方も、人間の特性も、全部がからみあってるようです。
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