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最後の花火 横浜こどもホスピス「うみそら」物語
定価 ¥1,980
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2024/05/07 |
| JAN | 9784022519832 |
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最後の花火
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
2024年19冊目『最後の花火』浜田奈美 読了。 ホスピスという存在についての認識、生きるということについて改めて考えさせられる素敵な作品でした。 #読書記録2024
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ホスピス、と聞くと終末期医療を思うけれど、この横浜こどもホスピス「うみそら」は違う。子どもの広場みたいな場所。そしてその広場にいるのは子どもだけではなく、大人も共にいる。 親にとって我が子が先に旅立つのはどんなに辛いことか。私の長男は寛解したが、悪性リンパ腫と診断されたときは「...
ホスピス、と聞くと終末期医療を思うけれど、この横浜こどもホスピス「うみそら」は違う。子どもの広場みたいな場所。そしてその広場にいるのは子どもだけではなく、大人も共にいる。 親にとって我が子が先に旅立つのはどんなに辛いことか。私の長男は寛解したが、悪性リンパ腫と診断されたときは「次の誕生日は迎えられるのだろうか」などと、どれだけ泣いたことか。 この「うみそら」を利用する家族は、もっと心苦しい経験をしてきたと思う。でも、この本に悲壮感はない。勿論泣きそうになる場面はあるけれども。 本の最後に佐々涼子さんとの対談が掲載されていた。その佐々涼子さんの言葉に、悲壮感を感じなかった理由が分かった。 佐々涼子さんは「死」をテーマにした本を何冊か書かれています。その彼女が2022年の年末に脳腫瘍に侵されていることを公表されました。対談の中でこう語っています。 「最後の最後まで、『生きている輝き』を感じて生きるのだろう。ただその瞬間だけがある。」 いつか近いうちにやってくる死ばかりを考えない。生きている今、を謳歌する子ども達。そんな子どもの姿は大人にも大切なことを教えてくれている。 また、立ち上がって行動を起こす人達から広がる大きな輪に、人間の素晴らしい一面を見ることができます。
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