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身代りの女 新潮文庫
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身代りの女 新潮文庫

シャロン・ボルトン(著者), 川副智子(訳者)

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身代りの女 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2024/04/24
JAN 9784102405413

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身代りの女

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商品レビュー

3.8

31件のお客様レビュー

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2025/02/02

 掛け値なしの傑作というのは、こういう作品のことを言うのではないでしょうか。『身代りの女』というタイトルと簡単な作品紹介だけを見て、作品の良し悪しとは別に、自分の小説の興味のベクトルとは別の方を向いてそうだな、という気持ちがあったのですが、読んでびっくり、なんでいままで読まなかっ...

 掛け値なしの傑作というのは、こういう作品のことを言うのではないでしょうか。『身代りの女』というタイトルと簡単な作品紹介だけを見て、作品の良し悪しとは別に、自分の小説の興味のベクトルとは別の方を向いてそうだな、という気持ちがあったのですが、読んでびっくり、なんでいままで読まなかったのかと後悔してしまいました。ラストまでどう転ぶか分からない物語をぜひ楽しんで欲しいので、事前情報はあまり持たずに読んだほうがいいような気がします。でも、それでも簡単に内容に触れるとしたら……。  卒業を間近に控えた名門校に通う仲良しグループ六人。メーガン、フェリックス、アンバー、ザヴ、ダニエル、タリサ。輝かしい未来が約束された六人の未来はある日突然、暗転する。魔が差したようにはじめてしまった『肝だめし』という名の危険運転。その結果として、彼らは三人の人間を死に追いやる事故を起こしてしまう。これからどうするかを揉めた際、六人のうちのひとりが、すべての罪を被る、と宣言する。出所した時にその代わりとなる義務を払う、ということを条件に。そして二十年が経ち、出所したそのひとりが成功者として地位を得ていた彼らの前に現れる。  というのが、本作の導入。650ページのそれなりに長さのある小説ですが、澱みのない文章と先の読めない展開の妙があって、そんな長さは決して感じないと思います。自らを救うために、二十年後に代償を払うことを条件に悪魔と契約した五人の物語とも言えるかもしれません。この作品に分かりやすい形で描かれる〈善人〉はいませんが、その一方で、どこか共感を覚えてしまう人間らしさは全員に備わっているように感じました。キャラクターが魅力的でした。ラストの余韻も、どこか愛おしくなるものがあって、すごく好きです。

Posted by ブクログ

2025/01/30

復讐劇が予測不能でどんどん読ませる。嘘が始まりでまた嘘をつくあたりはシンプルプランを彷彿とさせる。 結末に強引さは否めないが、まーおもしろかった。

Posted by ブクログ

2025/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まあまあ。 ミステリーはほんのり。サスペンス。 そしてミランダを殺す、みたいな。 そしてミランダのほうが話はうまいかなと感じた。好みの問題。 メーガン視点が無いのは良い。想像の余地がある。でも、後半はたくさん出てきちゃったのがちょっとナンセンスさ。 メーガンの頭の良さは面白かったけど、また身代わりという罪を被るのなんかな。 解説で選択の物語と言われていたが、確かに、こうはならなかった場合も有り得る書き方で、ゲームのマルチエンドの一つという感じは受ける。ノーマルエンドかな。 メーガン大勝利エンドも有り得るのが匂わされているのが面白い。 未来ある若者がやらかしてその時はうまく誤魔化すが後で破滅するって結構いくつか出てきたな感。ラストサマーとか。 実際にイギリスで、お店でやらかして殺しちゃったっていう事件も起きてるし。 日本でも揉み消しはあるんだけど、あまり大々的に表沙汰にならない(だから揉み消してるわけだけど)し、厳しい視線を向けるエンタメ作品って思い付かないな。

Posted by ブクログ